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薄明

紡ぐ歌が天に届くみたい
縮こまった天井が無限の広がりを見せて
何があってもこの時間は
見たままの真実と
わたしはそう思うから
作り物の天の川で
数年に一度の君をうたうよ
眠っていただけのわたし、
さんさんと明るい朝


NCT DREAMに会いに行ってからずんずんと時は過ぎ、もう7月。現場記録を残そうと文字を書き始めるものの、今回ばかりはうまく書けなくて悩みに悩んで今になってしまいました。
これは最近のわたしのコンディションの話なのですが、日常生活でうまく息が吸えなくて、自分が情けなくなったり、ときには人の言動にモヤモヤしたりと、生きてるだけが精一杯で。なんとなく、好きな音楽もアイドルも、編み物も、外に出かけることも、服を選んでおしゃれすることもできない、心がぎゅーっと圧迫されて内側がザワザワするみたいな、そういう日々を過ごしています。
でも不思議なことに、そういうときに思い出すのはやっぱりきらきらした記憶とか、好きな人がくれた言葉で…たまたまシャッフル再生で流れてきた「Breathing」を聴いて、やっとドリショの記憶がまた新たに鮮明に、今のわたしの心のフィルターを通して思い出したので、大変遅くなってしまっていますが、書きはじめた次第です。

今の心の状態で思い返してみると、NCT DREAMを好きであるということはわたしの安心と直接的にリンクしていると思いました。
これは、わたしが彼らを好きな一番の理由でもあるのですが、彼らの「あたたかさのチョイス」に共感する部分が多いような気がします。例えばで言うと、わたしは笑顔の「バイバイ」もいいけど、「帰りたくない〜!」って言ってる時間も大好き。そういう細やかなニュアンスの柔らかさを、彼らに感じることが多いので応援しているんだと思いました。
今回もジェノちゃんが最後「だいすき」と言ってくれて、今すぐにでもジェノちゃんの元へ走って行きたくなったくらい嬉しかったのを覚えています。いつも真っ直ぐすぎる「愛してる」に慣れておらずちょっと照れくさくなっていたので、「だいすき」をわざわざチョイスしてくれたことが嬉しかったです。

わたしがチソンさんのことを好きな理由も、この言葉通りです。あたたかさのニュアンスのみならず、多方面への気配りを持ち前の柔らかさで包み込んで伝えてくれるところが好きです。
ライブ中も、サインボールやフリスビーを投げるときもあえて目を手で隠して投げる様子、トロッコを降りるときくるっと振り返って両手で慎重にトロッコの安全バーを閉めてからステージに向かう様子、なんてことない瞬間でもなんだか温もりを感じられて好きです。チソンさんを好きでいると、心がふっくらとしていくのを感じられて、自分も優しくなれる気がします。
チソンさんの最後の挨拶、「無理はしないでね」と言ってくれたとき、縮こまって泣きじゃくってしまったけど、それを選んで、伝えようとしてくれたことにまずはありがとうと言いたいです。

わたしが今回ライブを思い出すきっかけになった「Breathing」という曲の歌詞は、まさに今の自分ぴったりで、偶然だとは到底思えない不思議な気持ちになっています。
彼らとのきらきらした記憶を胸に宿して、わたしの日々をまたはじめようと思います。生きてるだけで精一杯だけど、上手に生きれないけど、なんとなくで良いから毎日を生きてみようと思います。

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「Breathing」/ NCT DREAM

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