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春は進級の季節なので

長女は1歳児クラスから2歳児クラスに進級した。
親であるこちらとしては、行く保育園も変わらず、
担任の先生もどうやら変わらないらしいということで
特にこの進級に思い入れはなかったのだが、長女は違ったようだ。

折に触れて、保育士さんたちが
「〇〇さん(2歳児クラスは〇〇組という)になるんだよ」
と言ってきたのだろう。
先日長女ができたことを褒めていたら、
「もうすぐ〇〇さんだからね!」と
実に誇らしそうに言っていた。

進級するのが楽しみじゃなくなったのはいつからだろう。
社会人になってからは、「もう〇年目になっちゃったな」なんて言ったり、考えていることが多かった気がする。
でも、今まさにいろんなことに挑戦中の長女にとって、
一つ年上の〇〇組さんは、文字通り、憧れの存在だったのかもしれない。

そんな長女は、やっぱりまだお姉さんと赤ちゃんのはざまである。
次女にかかりきりになっている両親を見れば、
自分のほうも見てほしいという気持ちも相まってか次女にのしかかってみたり、ちょっと押してみたり。
その時の力加減が、以前のように力任せでないところに親としては成長を感じるけれど、
結局次女は泣いているので、「やめなさい」と言わざるを得ない。

かと思えば、次女のお風呂上がりの洋服をセットしてくれたり、
泣いていたら一番にかけつけて、ぎゅーっとしてくれたり。
「お世話をしてあげたい気持ち」も少なからずあるんだなぁと感心している私がいる。

こちらの反応も大事で、例えばパジャマのボタンをうまくできたとき。
パパが全力で褒めていたので、私は「すごいねー」と言っていたら
「ママは笑ってくれなかった」
とパパに文句を言われていた。
ちょっとわざとらしいかな?ってくらい大げさに褒めると満足そうにしていたのは、
なかなか可愛い様子であった。

いろんなことができる分、いろんなことが当たり前になって、
できていないところに目が行ってしまうことも多くなってきたけれど。
それでも、春は進級の季節なので
1つ上になった長女のお姉さんぶりを見守りたいと思っている。

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