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お姉ちゃんって言い過ぎたかな

最近の長女は本格的に甘えたいモードである。

ご飯を食べさせて欲しい。
赤ちゃんと同じように(抱っこ紐で)抱っこして欲しい。
ミルクが食べたい。(←これは単にハマっているだけかもしれない。粉ミルクを食べている)

そして、お、これはと思ったエピソードは、
自分のことを赤ちゃんと言ったとき。
かつ、自分のほうが次女よりも「小さい赤ちゃん」だと言い出したときだ。

お姉ちゃん、ってワードは魔法の言葉だ。
もちろん、長女は名実ともにお姉ちゃんなのだが、保育園でも率先して他の子のお世話をしたりしているらしい。
(家の姿からだとあまり想像できないけど)
トイレトレーニングが始まったのも、保育園の他の子より早かった。
私自身も喜ぶかなと思って、布のトレーニングパンツをお姉ちゃんパンツだと言って渡した。
「お姉ちゃんにしか履けないパンツなんだよ」

最初はそれで乗り気だったトイレも、
何度もトイレを聞かれるのが嫌になってきたのだろうか。
「トイレ行く?」と聞くと、
「行かない」とほぼ即答される。
行きたい時は自分から言い出すので、
聞かれて行くのが嫌なのかもしれない。

「小さい赤ちゃん」と自分のことを言い出した時に、はっきりと、
次女よりも自分を優先して欲しい、という意志を感じた。
特に最近はパパは長女、ママは次女の完全分業制が定着しつつある。
(それはそれで大変ありがたい)
だからこその、私を見ての瞬間かもしれない。

「そっかぁ、小さい赤ちゃんなんだね!」
そう言って抱っこした時の嬉しそうな顔がちょっと切なかった。
お姉ちゃんって言い過ぎたかな。
早くお姉ちゃんになって欲しいなんて思ってないよ。
でも一丁前に受け答えをしている姿、おしゃべりをしている姿が楽しそうで、
新しいことが出来ると嬉しそうで、
そんな姿を見るたびに、お姉ちゃんになったなぁと思っているだけなんだよ。

そう思いながら、このちょっと大きめの赤ちゃん返りの成り行きを見守っている。
でもご飯は自分で食べて欲しいな。
できればお着替えも頑張って欲しいな。
そんな我が儘なことを思いながら。

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