流行の考え方に対する攻略術(親ガチャ)

前回に続いてニュースや最近の動向を見て感じ、僕なりの感想や行動を示していきたいと思います
もちろん考え方には流行り廃りがありますのでどういったものが正しい、根拠があって道理に適している、などそういうものはないことを明記しますのでご了承いただけると幸いです

今回は親ガチャというワードを見てみましょう
生まれ育った家庭や友人などを総じてそう言ってるんでしょうか
学校ガチャ、会社ガチャ、恋人ガチャ、など色々な種類もあるようです
呼び方はともかくとしてこのような考え方をすることは今に始まったことではないと思います。僕もそうした考えがないわけではありません

別に考え方として犯罪性があるわけではないのに、「なんか嫌な言葉だね」、「せっかく育ててもらったのに、どうしてそんなことを言うのか」、という風潮があります
この考え方について深掘りしたいのは
・俺はハズレだから頑張りたくない、どうせ努力しても無駄だ
・アイツはガチャに当たった運の良い存在だから金を持っている(人生的に恵まれている)
の部分のように僕は思います。

確かに現実問題として家庭内暴力や経済的不安定を筆頭に、子供が育っていくにあたり望ましくない環境があることも事実です
そうした方は一刻も早く学校などに相談するべきかと思いますが、今回焦点を当てるのは「それほど問題ない環境にあっても親ガチャというワードを使う人」
こうした言葉を使うことによってやる気や周りの元気が無くなるのも一つの事実です
そもそも、友達同士の何気ない会話ならともかくとしてスマホなどのネット環境があって軽い気持ちで投稿出来るのにどうして親ガチャなどの言葉が生まれるんでしょうか

2つの考え方を見るにそれは「見栄」です
見栄から劣等感を感じたり悔しがる気持ちそのものが悪いわけではありません。ですが立場相応の努力から逃げて良いわけでもありません
逃げても良いかもしれませんが、そういう人には「じゃあ、家に帰らなければいいじゃない。この先の生活はどうするの?」という別の問題が発生します
努力しても無駄とか、他人と比べるとか以前に、人生には立場に応じた相応の努力が必要です。家柄とか金を持っているとかは関係ありません
親ガチャ、学校ガチャという言葉を使ってここの部分から目を逸らすことが当人の問題でしょう

「親がバカだからどうせ俺は勉強してもダメだよ」、と言う人には「親をバカにする時間で英単語の一つでも覚えたらどうなんだ」と返します
「アイツは親が金持ちだから良い勉強をしているに違いない」と言う人には「じゃあ本人に言って勉強を習ってこいよ」と返します
昔、「こうなったらもう身投げでもしてやりますよ!」と言う人がいましたが「そう考えたり発言するだけの元気があるんじゃないの」って返します
言いたいのは「自分にはまだ余裕があるのに、それを怠惰だったり、成果が出ないことを人のせいにしてるんだろ」ということです
おそらくですがこう言っても行動しないでしょう。怠惰や見栄に原因があると理解していても人は動かないものです、そういうものなのです。

なので上記に+して「そんなこと言ってても、見捨てられるだけですよ」、「頑張ったら失敗してもそこからやり直せるよ」って言います
最短ルートで、最高の条件で、出来るだけ楽をして、人生を謳歌しようと考えるから上手くいかない時にガチャと言う言葉を使うんだろう、そもそもそう言えるだけの努力って何をしたのかい?って伝えたいですね

最短ルートではなく回り道をした時には、それはそれで得られるものがあります
「失敗した時にカバーする方法」、そして「道を同じくして失敗した人の気持ちを分かってあげられる事」です
世の中、金持ちでも貧乏人でも完璧に失敗なく生きていけるわけではありません。ですがお金持ちの人は失敗してもカバーしてやり直したり、同じく失敗した人と一緒にチャンスを作って再チャレンジしています
だから失敗した時にカバーする必要がある、その学びを得るチャンスをあなたは持っている、と伝えます

別に、親ガチャと言いたいなら言えばいいと思います。でもそのうち身内すらも誰もあなたのことを尊敬しなくなります。
「おいおい俺は一生懸命働いてるのに父親ガチャのハズレかよ」
「毎日早起きして弁当を作っているのに、母親ガチャハズレって言うわけ?」
というふうに思われます
そもそもガチャというシステムを言葉にするなら引いたあなたにも責任がありますよ、という現実もあります

近年、確かに素晴らしい成績を上げたり若い年齢で成果を上げる方がいるのも事実、そうした人をネットで見かけやすいのもまた事実です
でも大事なのは自分だったり周囲の環境です。ガチャというワードを引き合いに出してそれを傷つける必要性はないのです

いかがでしょうか?
ガチャ、というキーワードからして軽い嫌悪感を抱く人もいるかもしれません
ですがそうした言葉も、昔から存在すれば昔の人も使います
ですから、その背景や使っている人のことも考慮するべきかもしれません
この記事が読まれた方の役に立てることを願っております

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