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エリオスR「メインストーリー第2部3章」感想

こんにちは、麩毬です。
エリオスのメインストーリー第2部3章が更新されましたね。私はエリオスのストーリーが本当に好きなので、楽しみにしていました。

ということで今回は第2部3章を読んだ感想を綴っていきたいと思います。大きく5つのテーマに分けて語っていきます。お付き合いのほどよろしくお願いします。

以下ネタバレを含みます。ご注意ください。

1 レオナルド・ライトという存在が与えた影響

「HELIOS」1期生にして伝説の元ヒーロー、そしてジュニアの父親でもあります。第一印象は、「え、若っ!」でした。てっきり「伝説の」という枕詞がつくからにはジェントルマンな叔父様が出てくるのかと思いきや、ビリーの言うとおり30代にしか見えません。

現在はゼネラルマネージャーとして籍を置いるようですが、名誉会長みたいなものでしょうか。この辺り結構リアルですよね。まだまだ発言力はあるようで、

ディノ、ヴィクターの復帰の口添え
ヒーロー研修の提案

など、引退した今も多大なる影響を及ぼしています。

そんな彼の息子であるジュニアは、複雑な感情を持っていました。当たり前ですよね。特に兄であるクリスは顕著で、ヒーローの道を挫折し、さらに弟は父と同じ瞳を持っているとなれば、そりゃグレます。

ちなみにこの瞳の設定かなり驚きました。キャラゲーですとオッドアイは珍しくありませんが、こうして能力の継承という伏線が張られていたのは予想外です。綿密に作られているんだなと嬉しくなりました。

話を戻して、つまりレオナルド・ライトという存在は世間には「ヒーロー」として、家庭では「父親」として絶大なインパクトを残している訳です。

その大きすぎるネームバリューは時に誰かを笑顔にしますが、反対に誰かを苦しめるものでもあるというのがよく分かります。きっと世の中にはよくも悪くも影響を受けた人たちが大勢いることでしょう。

2 ジュニアの進む道

ジュニアは特に「父親」としても「ヒーロー」としてもレオナルド・ライトに刺激され、悩まされていました。

父親のことを「サイテー」と評していましたが、私はそこに愛情はあったと思うんですよね。親が子どもに期待するのは当然のことですし、それはまさしく愛なのではないでしょうか。正直親の気持ちも子どもの気持ちも分かるので複雑です。

そんな彼にきっかけを与えてくれたのはフェイスでした。フェイスは物事を客観的に見れて、本質を見抜ける才能を持っています。しかしちょっと危ういなと思うのが、その中に自分が入っていないような言い回しをすることです。

今回もそうでしたが、この辺りはまた話すと長くなりそうなのでまた別の機会にします。

さて、そこに至るまでの過程は色々ありました。まずルーキー・リーグに父親が審査員を務めることが分かり、フェイスに本心を見抜かれて少し言い合いになってしまいます。そして突然のイクリプス襲撃からのジュニアの意識不明。

その時にジュニアは過去を夢見ていました。グレていく兄の背中を見て、さらに父親の言葉を思い出します。本当にヒーローとしてジュニアに期待していたことが分かりますね。

そして自力で目を覚まし、フェイスに庇われていたことを知り遂にその瞬間が訪れます。

この言葉は、ジュニアの胸にどれほど突き刺さったことでしょうか。ここで決意が芽生えたように思います。ジュニアが出した結論は、とにかく強くなること

かっこいい~!!

父親の遺伝であるグレーの目が輝いているのもいい演出ですよね。アイデンティティのギターを使わないで、父親と同じ戦い方で思う存分力を発揮します。

ジュニアは最年少だけあって、とにかく成長するスピードが段違いです。ヒーロー研修で培った仲間を信じる心もきちんと身についています。

さらに父親に対しての本当の気持ちも自覚したようでした。兄に本音を吐露し、父親ともいつか腹を割って話すと約束します。強くなれば、自ずと結果はついてくるし道も開けていくでしょう。アキラじゃないですが、力こそパワーです。

ジュニアは本当にいい環境、いい仲間に出会えたと思います。これからもどんどん成長し強くなる姿を見届たいです。

頑張れ、ジュニア!!

3 ルーキーたちの成長

今回の舞台はルーキー・リーグということで、ウエストセクター以外のルーキーたちの活躍する姿も見ることができました。

まずはイーストセクター。

抜群のコンビネーションで次々と敵を倒していきます。ここはわりと最初から仲が良かったので安定感がありますね。

グレイはさらに通信が復活した時の状況説明の役割も果たしていました。その冷静さはさすが最年長といったところです。1年前と比べると成長したなと思いました。

そして幼なじみチーム。

レンが突然意識不明となる中でお互いに助け合っています。特にウィルはアキラとガストに先に行くよう指示しています。これ昔のウィルだったらこの判断をしていないと思うんですよね。アキラを信じて、ガストもなんだかんだ頼りにしているのが見て分かります。

またアキラも、ブラッドにきちんと理由を踏まえた上で自分たちはここに残ると宣言します。一人で突っ走るのではなく、仲間を気遣い自分の頭で考えて行動できるようになっていてとても感激しました。

今回は邪魔が入ってしまいましたが、実際のところルーキーたちの評価はどうだったのかがとても気になりました。

4 色濃くなる世界観

第2部3章では序盤からかなり具体的な名称が飛び交い、独自の世界観をさらに強固なものにしてきたなと感じました。

特に注目なのが、ルーキー・リーグのシミュレーションルームのシステムを提供したオルガ社です。ニューミリオンはサブスタンスによって高度な技術を可能にしてきましたが、その中でもサブスタンスの専門家とも呼べる「HELIOS」に技術を提供できるとはかなり大きな企業でしょう。これから先も名前を聞くこと間違いなしです。

5 明かされていく謎、増える伏線

まずは何と言っても我が推し、

キース!!お前!!!

とうとう左目の謎が明かされました。キースの能力は目に見えるもの全てを動かすことができ、それを抑えるために左目を隠していると。両目を使って過去にオーバーフロウしたことがあるんでしょうね。

しかもこの男、散々ルーキーたちが苦戦してきたシンやシャムスのことを「雑魚ども」と言っています。能力の扱いに長けているという供述もあり、強者感がすごいです。これは完全に解き放されし左目を拝むことができるフラグが立ちましたね。こんな重大な情報をさらっと流すなハピエレ…。

気を取り直して次は安定のガスト・不穏・アドラー。

マリオンに気にかけてもらって驚いているのか、はたまた別の理由があるのか。この煮え切らない返事は何なんでしょう。内通者の存在は前々から示唆されてきましたが、明らかにガストは怪しすぎます。

意識不明だった時の回想がないのもそうですが、もはやミスリードを疑ってしまうほどの情報の少なさです。むしろそうであってほしいですね。

彼に関しては父親の情報も少し出てきました。軍所属とは聞いていましたが、まさかヒーローを目指していたとは思いませんでした。この辺りも後々絡んできそうです。

対してイクリプス側は、シンにある変化が起こっています。

一体シリウスはシンに何をしたんでしょうか。キースはシンにイクリプスの目的を聞いていましたが、とても会話する状態にありませんでした。イクリプスについてはさらに謎が深まった感じですね。

そして最後に次の話のキーマンになりそうなレン。

意識不明の時に過去のことを見てから体調が悪いようです。朝が来るのを待っているということは、寝られない、もしくは寝たくない理由があるのでしょう。

今後どのように物語が展開していくか楽しみです。


以上、エリオスメインストーリー第2部3章の感想でした。まるで映画を1本見終えたような満足感で、重厚なストーリーだったと思います。本編では書ききれませんでしたが、「ウォーターマン」なるヒーローも気になるところですね。また出てきてほしいです。

この記事を見て少しでも共感できたり、興味を持ってもらえれば幸いです。エリオスはもうすぐ2周年です。目一杯お祝いしたいと思います。



麩毬



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@Happy Elements K.K

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