何者かになりたくて、デザイナーを目指した話 02
適応障害発覚後、秒で退職し、専門学校への入学手続きを進めて
あっという間に4月になった。
高校生ぶり、実に15年ぶりの入学式に、オドオドしながら参加したが、
学生の案内係に見事に「保護者席はあちらです」と誘導をされて、
10代のフレッシュな顔には紛れ込めないという現実があった。
(それはそう)
長い在宅勤務により、化粧も最近のスーツの着こなしも忘れていた私は
明らかに10代ではない大人だと判断されたであろう。
垢抜けどころじゃない、垢入りしていたと思う。
でも専門学校に