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KING OF POPと女子中学生

私が人生ではじめてCDを買ったのは今から11年前、中学一年生の時です。

それまであんまり音楽を聴く習慣もなく、J-popのヒットソングなら知ってるよ〜程度だった私が買ったのは、Michael Jacksonの「KING OF POP(Japan edition)」でした。
「KING OF POP」はマイケルの生誕50年を記念して作られたベストアルバムで、世界各国のファンの人気投票で選曲されており、国により収録曲が違っているという特徴があります。

このCDを買った11年前は2009年、マイケルが亡くなった年です。
テレビでは彼が亡くなったのをきっかけに数々の特集が組まれ、歌やダンスの映像が溢れかえりました。それを見て私は完全に心を奪われたのです。歌、ダンス、ビジュアル、すべてがエネルギッシュでそれでいて繊細で、キラキラしていて、すべてが衝撃でした。
こんな人がこの世にいたのか…と。
「ここがすごい」「ここが好き」なんて言葉で具体的に表現できる範囲を遥かに凌駕してくるパフォーマンス。ど真ん中にこれでもかとぶつけてくる圧倒的な熱量を全身に浴びる。
マイケルジャクソンは細胞に効く。笑

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そんなわけで細胞までマイケルが染み渡った私は、記念すべきCDはじめての一枚を彼に捧げることになったのです。

CD、いいですね。
好きなアーティストの創作物を形のあるモノとして手に取れるのは嬉しいし、ブックレットがついてるのも嬉しい。
ジャケ写っていうのもいいなぁと思います。
CDを象徴する一枚の画、曲を聴く前から見るだけで楽しむことができる。
見て、触れて、聴いて、色々な味わい方があるところがCDの魅力だと思います。

KING OF POPでメジャーなヒットソングを知った後は、生前のアルバムを集めたり、映画THIS IS ITやMOON WALKERを観たり、詩集Dancing The Dreamや自伝MOON WALKを読んだりしました。それだけでは飽き足らず、動画を見漁ったり、ファンサイトを渡り歩いたり、ディズニーで復刻したキャプテンEOに乗ったり、録画した特番を何十回と見たり、マイケルに関する新聞記事を切り抜いたり、色んなことをしていました。(あるあるだと思うんですけど、ムーンウォークの練習もしました笑てへ)
こんなに1人の人間について熱心に追いかけたのは初めてだったのですが、本当に楽しくて幸せな時間でした。

中学一年生のときにマイケルを知れたこと、好きになれたことは今でも大きな財産です。
世の中には多くの不条理や悪意があることを知ったし、逆に、世界中の人は1つになれることも知りました。
もちろん、音楽の持つ力やステージパフォーマンスを楽しむことも教えてくれました。

とてもシャイで優しくて、意志が強くて、楽しいことが大好きなマイケル。
(私にはそういう印象)
世界のKINGと私を繋げてくれた最初のCD「KING OF POP」は大切な宝物です。

I LOVE YOU Michael !!!!!!

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今日、8月29日はマイケルのお誕生日です。
故人なのでおめでとうとは言えないけど、毎年必ず彼のことを思い出す日です。
そんなわけで、彼への思いを馳せながら、はじめて買ったCDについて語ってみました。

おわり。

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#はじめて買ったCD #エッセイ

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