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『主戦場』傍聴記(後編)を2倍楽しむために

傍聴してきましたよ!『主戦場』裁判、デザキの尋問。いやあ、怒号あり、思わぬハプニングありで、なかなかのものでした。
法廷の様子は9/17-18の「ワールドオ親父サテライト」さんの番組でハイライトを楽しくスマートにご紹介下さいましたので是非ご視聴ください。

  (25:00頃~1:22:00頃)
  番組→https://youtu.be/B6LO2EmGaYo

当方もただいま『傍聴記(後編)』を鋭意執筆中ですが、ワー親さんと同じことをしても芸がないので逆張りで超細か~いマニアックで行く作戦デス。明日の午後には配信する予定ですが、その前に❗❗ 

ぜひご覧いただきたいものがあります!以下の15分動画をご視聴ください!これをご覧になった上で明日のデザキの答弁を読むと面白さが2倍増しでお得ですw 真面目なはなし、映画『主戦場』の深刻な問題点が浮き彫りになるんです。出演者が怒らんはずないっしょー。

たかまつななさんは、せやろがいおじさん、村本さんと共に保守派とは対極的な位置にいる若手芸人さん。たかまつさんが大興奮で伝える『主戦場』の感想をぜひ覚えておいてほしいのです。たかまつさんでさえ、「作りが雑」、「中立を狙ってない」、「悪意を感じた」と言っている。「切り取りがハンパない」とも(大笑)

なに?尊厳?なに?学術性?左向けのエンタメぢゃん。保守派が激怒する理由、そのまんま。これこそ動かぬ証拠です。さあ、デザキさん、どうする?!

ポイントの文字起こし

編集が雑
・YouTuberのテンポ、従来のドキュメンタリーではない
相手をバカにしているような作り
・風刺がきいて、笑いもあるし、たくさん笑えた
・コメディのアプローチで、(芸人さんが)こういうのやりたかったと思うような仕上がり
・(中立を保とうとは言いながらも)完全な中立を狙ってないだろ
・冷静なソースを洗ってゆく学者の言葉は、テンポ良い所を使っていて、ソースが無いカンジの人のは滞っている所を使う
悪意を感じた
・(安倍の祖父の遺志を~の部分は)デザキ監督の想像でしかない
・ドキュメンタリーには客観が必要だが(本作は)主観が語りに入っているのが見やすかった
取材者の目線が入っているのが面白い
・(この問題に詳しくないので、知るために薦められて観に行った上司は)作りが雑と言っていた
変なことを言う人たちの考え方を知ることは大事
・歴史を修正する人たち、事実が分からない部分の議論をするならまだしも、事実としてあるのにそれを否定するのはおかしい
・リテラシーが高い人に合わせて、もっと質の高いものを作ってほしかった
・(慰安婦問題を)気にしてる人は観に行ってより分断されるし、気にしてない人たちはどちみち知らないし
・否定論者に「なるほど」と思えば、ヘイト本を買う人になる
・(上司曰く)バランスがとれてない(右は政治家やケントさん、左はデータの学者さんばかり)
・「正しい学者は私ですが、私は他人の本を読んだことがありません」にウケた。その人が(修正主義者の)中枢にいるのが分かった。
・歴史修正主義の人たちはバカだと思う
・トリエンナーレを批判したつるのたけし氏はたぶんあまり知らないでツイートしてる
否定論者は感情論でモノを言う
・(否定論者は)セカンドレイプというものに対する理解がまず出来てない
・「フェミはぶさいくな人が~」の発言には、マジで勉強しろよと思った
・朝日新聞が誤報だったからといって従軍慰安婦も誤報とイコールで括っていて気持ちわるい
・否定論者/肯定論者の間に「人権意識」の大きな隔たりがある
・「人権意識」の断絶が解消しない限り、この世代では、この断絶は解消しないと絶望的な気分になった
・自分の都合のいい所の切り取りが半端ない
・見た人は絶対「政治の圧力」と思うし、そこは怖いと思った
・あの映像ではぜんぶそういう人(嫌なタイプの人)ばかりを取り上げている。だから気持ち悪かった
否定論者の人でもうちょっと理論的な人を入れてほしかった
・否定論者の人たちが全員、あんな主観的なはずはない
・古谷経衡のレビューは「ほんとうの保守はこういうものじゃないと良くわかる」
・左のめっちゃおかしい人も出すべきだった
・もっとカオスにした方がエンタメとしても、もっと面白くなった
左は学者で右は変わった人(結局)両方の意見は聞けていない
・著名人(例えばケントさんなど)の言うことを疑い、相対化してくれた点は良い点