見出し画像

自己レポート エルフ

本日はレガシーのエルフデッキについて筆を取らせて頂こうと思います。

もしここは違うのではないか?とお思いになった方がおられましたら、是非コメントください。全てが学びに繋がります。筆者が喜びます。

今回は2023/04/01〜2023/07/31の期間で学んだ事を纏めていきたいと思います。例の如く人に読ませる文章を書く予定ではありません。ご了承下さい。

STEP1 むかしむかし

デッキに必要か不必要か。

必要。理由はクレイドルを絡めたeasywinが存在するため。

が、これで話が終わる程問題は簡単では無かった。

現在の考えは
相手によって変わる。自分より早いコンボには不用。残りのデッキ相手には基本的に必要。

ではこの考えに至った思考を提示していく。

まず必要と感じた1つ目の理由にクレイドルのeasywin。この考えは相変わらずぶれていない。

エルフが2ターン目にゲームを決める方法はおおよそ2通り。1つ目はグリンパスを絡めた大量展開を行い、対戦相手の対応を無視してそのまま次のターンに殴り勝つ方法。2つ目はオーダーからアトラクサを展開して殴り勝つ方法。横の展開で勝つか縦に尖らせて勝つかの違い。(当然だが横展開の方が強い事が多い。)

この2通りの勝ち方だが、いずれも2ターン目に行う場合クレイドルは必須となってくる。


(例)
グリンパスルート

1ターン目森セット→イラクサ、2ターン目森→バークロア→2体タップでグリンパス→クレイドルセット→イラクサ展開(1マナ域複数展開ルート)or1マナエルフ+遺産のドルイド(1マナ+2マナエルフ展開ルート)

1ターン目森セット→遺産のドルイド、2ターン目森→1マナエルフ展開→クレイドルセット→グリンパス→1マナ域展開ルート

1ターン目森セット→GSZx=0→東屋、森からグリンパス→東家から1マナエルフ展開(バークロアルートか遺産のドルイドルート)or虫(東屋アンタップ+グリンパスの頭稼ぎルート)

(オーダールートは前記載した通りクレイドルは必須なので割愛します。)


オーダーorグリンパス+クレイドル+複数枚のエルフ(マナエルフ含む)が存在さえすれば良い。クレイドル4枚体制が6枚体制に近しくなるのであれば採用するべき。

2つ目の理由にマナフラ受け。このデッキはマナが出れば何とかなる。5〜6マナ出れば受けるカードは非常に多い。オーダー、GSZ、グリンパス、シェパード、幻想家パッケージ、ビヒモス…メインボードだけでも受けるカードはおおよそ20枚近く存在する。むかしむかしでサーチ出来るのはシェパードと幻想家パッケージとビヒモスだけだが、いずれも揃ってしまえばゲームを終わらせられるパワーがある。

幻想家パッケージは相手にマナクリの除去を強要させながらこちらが頭数を補充するため自然とハンドリソースに差が開き、相手のリソースが失われた時にハンドに貯めたリソースを展開すればゲーム終了。シェパードとビヒモスは出せばゲーム終了。

試合序盤はクレイドルやマナを産むカードのサーチ、それ以降はマナフラ受けのカードと認識すれば良い。


3つ目の理由にアトラクサ。理由は簡単。インスタントがデッキに存在するだけでアトラクサのバリューが上がる。10枚から選択する場合らソーサリー枠はいずれも試合を決めるカードしか存在しないせず、クリーチャー枠はソーサリー枠から選んだカードに対応して選択する事が多い。が、この枠にむかしむかしが加わるだけで幻想家パッケージの選択肢やイラクサコンボのパッケージの選択肢やクレイドルの選択肢が加わる可能性がある。要するに受けが広くなる。常にメイン60枚の中から何が受けられるかを意識すれば良い。


4つ目の理由にオークの弓使い。私のメインボードにはオークの弓使いが採用されているので、むかしむかしのバリューが更に上がる。黒含め2マナ浮かせるだけで母聖樹orむかしむかしorオークの3択を相手に迫る事が出来る。今までは手札整理と置物破壊しか出来なかったが、クリーチャー除去兼ブレインの制限をかけるとなれば話は別。こちらにオークが入っている事がバレている状況下で対戦相手がリスク承知でブレインブッパならば次ターンのこちらの動きは通りやすい等相手のハンド透かしがかなりやりやすくなった。

余談だが、むかしむかしからオークがサーチ出来るだけで仕事として十分。基本的にエルフにオークは入れておいた方が良い。


次に相手によって不必要となる可能性がある理由の1つ目にクレイドルの重要性がある。

まず、コンボ相手にクレイドルが必要か?

yesだが絶対ではない。思考囲いや虚空の力線の方が必要。

これに尽きる。囲いや力線はむかしむかしで探せない。さらにこのカード群を探しにいくために複数回マリガンするため、ハンドのエルフの枚数が減って必然的にクレイドルの出力が落ちる。即ちクレイドルから1〜2マナ程度しか出ない可能性がある。

2つ目の理由にマナフラ受けの不用が挙げられる。コンボ相手にマナフラ受けの状態になっている時点で十分。そこまでゲームを後ろに持って行けたのであればオークの弓使いや漁る軟泥で蓋をする、戦場に出ている小粒クリーチャーで殴り切る等で良い。2マナで唱えてカードを探しにいく暇など序盤には存在しない。

以上の事から、メインボードにむかしむかしは必要だが、コンボデッキ(エルフより速いデッキ)相手には不必要という考えに至った。

STEP2 忍耐

デッキに必要か不必要か

絶対に必要というわけではない。

この考えは今も変わらない。
忍耐をサイドインしたいマッチはリアニメイトとdoomsday程度。デルバー相手に3マナかけて出すカードではない。

ではリアニメイトに対して有効なカードか?

エルフでは不十分。ハンデスで忍耐を抜かれてリアニメイトされゲーム終了の可能性あり、2枚目の墓地仕込みで負ける可能性あり。エルフの60枚の中に除去が複数枚あるのであればまた評価は変わった。したがって恒久的に墓地を監視し続ける黒力線の方が軍配は上がり、5、6枚目の墓地対策として忍耐の採用はエルフのデッキとマッチしていないため、そこまで必要ではない。

続いてdoomsday相手に有効なカードか?

相手プレイヤーの力量で変化する。忍耐の存在を認知しているプレイヤーであれば5枚の中にトーモッドの墓所を加えられる可能性が高い。思考囲いで試合展開をゆっくりにしながら忍耐で蓋をするイメージではなく、思考囲いで試合展開をゆっくりにしながら小粒クリーチャーで殴り続けるイメージの方が良い。

デルバー相手に有効なカードか?

有効。だがサイドボードにあったとしてもサイドインまではしない方が良い。

基本的にチャネラー、デルバーへのアタック牽制、濁浪のキャスト牽制に使用するが、エルフでこの動きをするのであればハンドのエルフを展開し、相手側に除去の強要の為にマナとドローを使用させてクリーチャーの展開を牽制する動きをする方が良い。この動きの場合1ターン目に相手側がクリーチャーを展開する可能性が大きい為、75枚の中に少なくとも除去を2〜3枚採用しておくと1ターン目に展開されたクリーチャーをこちら側が展開していく中で処理しやすい為非常に有効。カード単体の性能を買ってサイドに忍ばせるだけでは無く、こちらのゲームプランからサイドにカードを採用していくとよい。

STEP3 クウィリーオン・レインジャー

デッキに必要か不必要か

現状不必要。

このカードでアンタップして強いクリーチャーが存在しない。控えめに例を挙げるとしてドライアドの東家程度。だが、土地を戻してまで東家をアンタップしたいかというシーンがあまり存在しない。

唯一存在するシーンが2ターン目にオーダー→アトラクサのルートを取る時。


1ターン目森セット→GSZから東家、2ターン目森からクウィリーオン→東家から1マナ供給→クウィリーオン起動森戻して東家アンタップ→クレイドルセット→東家と合わせて3マナ供給合計4マナでオーダー


だが2ターン目オーダーは虫でも可能。


1ターン目森セット→GSZから東家、2ターン目森から1マナエルフ+東家から虫→クレイドルセットで3マナ供給→虫起動エルフバウンス東家アンタップ→合計4マナでオーダー


更に虫からオーダーに繋げた場合、こちらの盤面に土地が2枚残る。クウィリーオンと虫の起動効果の違いに土地を戻すかエルフを戻すかなので当然と言われれば当然なのだが。因みにクウィリーオンを介して2ターン目にオーダーを唱える際に追加でエルフを1体展開してもマナ的には問題ない。クウィリーオンと虫でオーダーを唱えた後の盤面を比較した際にクリーチャーの数が多いか土地の枚数が多いかの違いだけ。基本的に土地が多い方がリスクは少ない為虫の方が有効。

グリンパスルートを取った時に東家をアンタップしてマナを稼ぐという方法もあるが、こちらも虫の方が有効。東家をアンタップしつつエルフをバウンスする為グリンパスの種も回収可能。

コンバットの透かしも虫の方が有効。東家でブロック→クウィリーオン起動で地上を止める動きもエルフでブロック→虫起動で地上を止める事が出来る。戻したエルフが幻想家ならばドローエンジンの加速に繋がる。唯一の裏目としてハンデスが存在する。が、毎ターン東家にセットランド権を奪われるより遥かにマシ。

STEP4 偉大なる統一者、アトラクサ

デッキに必要か不必要か

必須。オーダーのパワーが変わる。2〜3択程度であれば選択肢を増やすリスクは小さい。

当然だがミッドレンジ相手の勝率が高くなる。激情で焼かれようがオークで焼かれようがオーダーが通ればアトラクサの飛行魂絆警戒が全てを解決する。焼かれたエルフも効果で回収出来る上、アトラクサを焼く事は難しく、殺しも当たらない。カードとしてのパワーが高いので、色の捻出が多少難しいことを考慮しても採用した方がよい。

STEP 5 オークの弓使い

デッキに必要か不必要か

必要。

オークが環境を牛耳る以上採用せざるを得ない…と考えていたが、想像以上にエルフと相性が良い。

好相性の理由の1つ目として、クレイドルと相性が良い。これは過去にドゥイネンの精鋭か証明している。こちらはキャストスタックで幾らこちらのエルフが焼かれようがフィズられない限りクリーチャーが2体展開される為、2/1/1だけの展開になりにくい。

好相性の理由2つ目として、むかしむかしと相性が良い。むかしむかしでオークを探しにいくも良し、むかしむかしとオークで2マナ域の択を作らせるも良しと切っても切り離せない関係性がある。

3つ目の理由に今までのエルフが不足していたクリーチャーへの対応が担える。神河で母聖樹を手に入れ、土地への干渉手段が出来たエルフだったが、クリーチャーだけは触り辛い状態だった。エルフの数分クリーチャーにダメージを与えるエルフや飛行クリーチャーにダメージを与えるエルフ等は存在したが、3、4マナ域が多く採用し難いのが現状だった。が、このカードの採用によりタフ1までのクリーチャーは触れる様に。相変わらず疫病マン等のタフ2には触れ辛く、エルフでは無い等の問題はあるが、目をつぶっても採用するべき。

どの考えも職工エルフを組んで得た思想。どのデッキも触ってみると何か発想は得られる。

カードに関してはこの程度。東家の2枚採用1枚採用はプレイヤーの考えによるし、サイドのオーダーの択増やしもプレイヤーの考えによると考えている。遺産のドルイドは3枚の方が良いかもしれない。プレイ指針も多少の変化はあったが、特に記載するべきでないと考え記載しません。8月以降の思想まとめもまた12月にするかもしれません。

以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?