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自分が輝ける場所を見つけるには「手数」をうつしかないよね

発達障害でも生きづらさを解消する方法は?
どうしたら自分の強みが生かせる場所に行けるのかな?

って議論されていたり、よく聞かれますよね。

「自分が輝ける場所を見つけられる人」って、色んな所に首を突っ込んだり挑戦してみたりして、結果的に見つかっている人じゃないかなーと思うんです。

たまに、「この仕事が天職と言われているけど、この仕事しかできなかったんだ」っていう言葉を聞きます。たしか、発達障害インフルエンサーの姫野さんかな?

あの方は、本を出版していたりと活躍していますが、それも「もともとライティングがうまかったから」ではなく「ライティングしかできなかったから」そんなようなことを言っていたような気がします。

自分が輝ける場所や、強みを発揮できる環境を見つけている人って、偶然やラッキーもあるかもしれませんが、そこに行きつくための過去の積み重ねって、結構大きかったりするんですよね。

店長の仕事って楽しそうで良いですよね

いま発達障害の店長として仕事をしているアスペルガー店長ことあすてんですが、Twitterをキッカケに会いに来てくれる人にたまに言われます。

店長って自分のペースでできるからいいですよね
話しているだけでお金がもらえるなんていいな
自分も同じように店長をやれるチャンスがあれば…。

いろんな意見があって面白いなー。と思いつつ、僕自身も「店長っていう仕事しか自分には向いていないな」と思うほど、他の選択肢で失敗してきた経験があります。

今までバイトとして経験してきた数は10個ほどあり、居酒屋からドーナツ屋さん、ペットショップからもんじゃ焼きのオープニングスタッフ、ハンバーグ屋さん、介護職などさまざま。

でも、

居酒屋ではチームワークが分からず置いてけぼりになり
ハンバーグ屋さんでは15種類以上のハンバーグの略称を覚えられず
ペットショップでは相手の気持ちが分からずペットを買う利点をうまく伝えれなくなったり

3か月以内に辞めてしまうことも多かったんですよね。

「ああ、俺って本当に仕事ができないんだな」「社会の役に立たない社会不適合者だな」と思いながら、色んなお店に遊びに行ったり、人と話していった結果、いまのデカフェに辿り着いたわけです。

もちろん、デカフェは仕事としては楽しいですがやっぱり大変で、お客さんの気持ちを理解するためにいままでに軽く1000時間以上は話すことに時間を費やしたと思います。

アイスコーヒー一杯で5時間以上相手のことを考えて話すことなんて日常茶飯事で、頭がパンクするくらい相手のことを考えてトークして、時給80円ってこともあるんです。

それでも、自分のペースで料理を出したり、イベントを企画して行動してお客さんを盛り上げて生計を立てる。大変だけど楽しい。これが自分の今の仕事になっています。

大変だけど自分に合った仕事を見つけるには、まずは自分が何に対して強みであり、反対に弱みであるのかを徹底的に知ることが大事になってきます。

だから、何十回でも仕事を辞めても、うまくいかなくても「ああ、自分にはこれが向いていないんだな」とデータを集めて、次の場所に向かう。

自分が働きやすい。強みを生かせる場所を探すには、圧倒的な行動や手数を売って、大量行動した後に「結果的に店長が向いているんじゃねーの」っていう選択肢が出てきた。

だからこそ、自分が輝ける場所を探したいなら、まずは手数を増やすための行動や選択をしていくといいと思う。

好きな事しかできない発達障害者

そんな過去の自分と照らし合わせて下のツイートをしてみたら、少し反響があった。

発達障害を持っている人って、いわゆる能力に凹凸がある人が多い。そしてそのバラツキや高低差も人によってさまざまなので、平均的にすべてを賄う仕事って難しいんじゃないかなって思う。

例えば、コンビニの店員とかファミレスの店員さんとかって、覚えることがたっくさんあるよね。レジしながらホットスナック準備して、期間限定の肉まんやおでんを仕込み、配送物からお歳暮まで用意する。

これって、1つの作業は単調で簡単でも、同時に処理するって言う能力が必要で、普通の人からすると慣れる作業でも、発達障害持ちからすると、地獄のように難しい。

そして、そんな普通の人向けの仕事って山のようにあるんだよね。

昔自分が勤務していたホテルマンも、ベッドメイキングの準備しながら、宿泊のお問い合わせの調整をしつつ、観光所の案内やルームキーを渡すとかしてたし、高い接客業務を求められる販売員やマルチタスクに仕事をする事務職も難しい。

そもそも、好きな事しかできないんだよね!っていう発達障害にとって、興味のない仕事や不向きな仕事を続けるって結構難しいことなんですよね。

新しい仕事や職場に勤めたとしても、仮配属や研修が終わってもなかなかうまくいかないなって思ったり、同僚とビックリするくらい差がついている場合は、自分に向いていない職場である可能性が高い。

だって、周りの人のペースで覚えられることが覚えられないのなら、その部分の能力に対して凹凸の凹がハマっている可能性って高くない?

そこに気づけたら、早めに脱出するか、それともやりたい仕事だったら続けるために努力の方法を考えるか、戦略を立てないといけない。

でも、好きな事しかできないなら「いま大変な仕事」を極めるために時間を使って努力するよりも、もっと自分らしく努力ができる「好きな仕事」「好きな職場」を見つける時間を作った方がいいと思う。

どれだけ努力しても積み重ねても、やっぱり報われにくい場所はあるし、成長に評価されない職場もある。それは、発達障害として検査結果で能力にばらつきがある人にはしょうがないこと。

だったら、凹凸の凹が無い職場を失敗経験から学んで避けたり、凹凸の凸が生かせそうな場所を予想して行動したり挑戦してみるほうが、あとあと得られるものが多かったりする。

だから、固定概念に縛られずにやりたいことや気になっていることに、片っ端から突っ込んでみて、違ったら別のモノを探すって旅をしてほしいなって思う。

そうすれば、いつか冒頭で紹介した姫野さんのライター業務や、僕みたいな店長って言うポジションみたいな出会いがあるかもしれないから。

色んな行動や挑戦を繰り返した人には、あきらめない限り輝ける場所は見つかるんじゃないかなっていうのが僕の考え。そして、今輝いている人は決して最初から輝いていてたわけじゃない。

そこを頭に入れながら、行動していけばいい結果が出るんじゃないかなって思う。

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