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ハンドルネームについて

私のオンラインでのハンドルネーム「黄昏」について、なんでその言葉をハンドルネームにしたのか?というお尋ねをたまに受けることがある。
どこかでしっかり語ったことはないので、改めて、この点を自分語りしてみようかというのが、この記事の趣旨だ。

「黄昏」開始以前


20代のころからネットにふれた「インターネット老人会」の私にとって、過去にハンドルネーム的なものが大きな意味を持った時期がある。
ネットゲーム(ネトゲ)の世界でのキャラクター名だ。
優れた発想力も斬新なアイデアも持ち合わせていないベタな私は、「苗字+名前」の日本人的な名前を付けていた。あとは、この仮想の苗字を軸に場面に応じて名前の部分が変わるという具合だ。
そして、この法則性は割と最近まで続いた。「黄昏」になる前のX(旧Twitter)アカウントまでは、この法則性でハンドルネームを付けていた。

従来の法則性からは離れる必要を感じた


ハンドルネームは適当につけた割には、「画数占い的には全て大吉になる」という偶然もあって気に入っていた。
絵師さんを探して、アイコンのビジュアルもオリジナルにした。
しかし、そのまま続けることが難しい事態になった。要因は2つ。

1・会社バレした
2・某士業界隈のTLに疲れた

それぞれ簡単に振り返ってみる。

1・会社バレした
これが直接的な大きな原因。アカウントが弊社人事課の知るところとなってしまった。
そのままアカウントを使うのは非常に難しいものがあると判断した。
色々なことをかなり突っ込んで書くので、職場に知られているというのはあまりよくない。
少し書きにくい話になるが、副業がバレたので、その方面の動きが止められてしまった。
ハンドルネームと、副業でのペンネームが一致するのも、今一つ具合が良くなかった。

2・某士業界隈のTLに疲れた
どの士業界隈かは察していただくとして。
タイムラインのマウンティングが非常に激しかった。
「界隈は性格が悪い人でないと合格しない資格なのかしら?」って思ってしまう程の酷さで。
毎日、年収や住まいや車でマウンティング合戦をして、専門分野のロジックバトルをする。大変な仕事だからストレス過多なのかなとか察したりもしたが、それにしても連日本当にひどい。
例えばステップアップする過程の資格はどれもこれも馬鹿にする。
「あなた方だって、合格するまではセンセエでもなかったんだろ?」と苦言の一つも言いたくなるが、何しろバッジがあれば正義っていう界隈なのでそれも言えない。
しかし、私は簿記3級やFP3級を「ゼロからイチになる超重要なステップ」と捉えている。そもそも3級だとしても、有資格者は日本全人口の1割もいないのではないか?
そして3級資格の受験者、合格者には「ゼロではない者」として敬意を払っている。

決定的だったのは、表では同調しておきながら「たいした事もしてないくせに」と別のところで小馬鹿にする、みたいなことをやられたとき。
いかに匿名とはいえ信義則にもとるじゃないか、ってことで本当に嫌な思いをした。それで、この界隈の全てからフェイドアウトすることを決めた。

ちょうど、会社バレのこともあって、どう接していこうかを模索していた頃と重なったこともある。

ハンドルネームを「黄昏」にした理由


こういう背景があって、2年間使ったX(旧Twitter)アカウントとハンドルネームを捨て去ることが決定。性格的に全く違うものにしたいということだけは決まっていたが、ネーミングはどうしようかなと検討することに…

自分の好きな食い物の名前とかも候補に上がっていたものの、自分の中ではフィットする語感がなくて決まらなかった。

そうして半月ほど考えた結果、命名されたのが「黄昏」。
従来の「苗字+名前」の日本人的な名前ではないというのは絶対条件で、それをクリアしている。

出典元は皆さんお馴染みの「SPY FAMILY」のエージェント、黄昏。
ただし、ロイドさんが好きすぎて付けたハンドルネームではない。
作中冒頭で語られる「黄昏=誰そ彼=正体不明・何者でもない」という由来をいただいた。

今になってこうして振り返ってみると、それまでの関係性や自分自身とは切り離された世界とストーリーを求めていたのかなぁと思う。そして、その意図は確かに実現している。

以前のアカウントで関係性のあった方のアカウントも(リアルで住む世界が変わったわけではないから)ニアミスはするのだが、基本的には見ないように関わらないようにしている。
ただでさえ時間は貴重なのに、また有資格者マウンティングみたいな謎なフィールドで消耗したくないのだ。

ハンドルネームはあまり適当に付けない方がいいかもしれない


何をハンドルネームとして付けても問題はないと思う。
目的によっては、それこそ本名や本名由来のハンドルネームもある。
その中で私的にちょっと違和感があるのは、負の要素の言葉をハンドルネームにしているアカウントだ。
自己憐憫が過ぎるというか、仮にそこそこの頻度でそのアカウントを使うんだとしたら…その負のキーワードってしょっちゅう見ることになってしまう。
マインドセットに多少なりとも影響するのではないかと思う。

複数アカウントの使い分けについて


全てのフィールドで名付けを共通にしていると、何かあった際に芋づる式に全滅してしまう(かつての私のように)。もちろん、共通にしている強みはかなりあるが、完全に営業ツールとして「徹底的に演じる」必要が出てくる。

万が一の際の危険性を考え、目的別に複数のX(旧Twitter)アカウントを作ったり、目的別に異なるSNSを連動させたりすることを計画している。

例えば、副業って話題ひとつとっても、私の場合は既に構想が4つある。4つが全部1つのアカウントというわけではいかない場面が出てくる。
何しろ、それぞれが全く関連ない方面だ。語る言葉も変わってくる。

複数アカウントも待ったなし!の状況ではある…やろうやろうと思いながら今に至っている。


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