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私小説「”骨髄移植”経緯」~25~

25.「じゃあ、明日抜きましょう。」
11日にすべての点滴から解放された後、万が一に備えて付けたままにしていたカテーテル。しかし回復具合からみてもう必要ないということで15日に外しました。装着するときは処置室で麻酔打ったり手術布かけたりして、一応の手術のようでした。しかし今回は先生が病室に来て、皮膚から外れない湯に縫い付けていた糸を2か所切って「はい大きく息を吸って~、吐いて~、吸って~、止める!」の声とともに、首からスーッと取り出しました。長さ約20センチ。このおかげで2か月と2週間、投薬と栄養補給を続けて生きながらえてきました。特に移植後3週間は口内炎と嚥下不能のためにのお婿とも食べることもできなかったので、カテーテルさまさまです。
金曜日で薬の量が少し減る予定のため、来週明けに1泊の外泊の許可が下りました。普段の生活に戻った時に、今の体力で問題がないかどうかの確認の意味合いが強いものです。
退院の話も出ているのですが、まだ流動的なところもあります。正式に決まりましたらこの場を借りてお知らせいたします。

 北からの寒気が入って来始めたのに伴い、飛行機は私の部屋の正面能古島のほうからやってきて旋回し南から着陸します。特に先日の台風の前の強風時には、30㎞ほど更に南に飛んで平野部の久留米周辺で旋回し戻ってきていました。

 朝夕の気温が下がり、涼しいをこえて寒くなってきたと聞きます。また、今年は種々の要因が重なってインフルエンザの流行も早いようです。皆様、体調管理には十分お気を付けになってください。