2019.03.13(水):会話のない、けれど満ち足りた会

夕方に外出をして、そのまま直帰となりました。

新宿を通ったので、久しぶりに紀伊國屋書店へ。実はTwitterで、今、紀伊國屋書店の両側のビルが無くなっている珍しい光景が見られることを知り、足を運んだ次第です。
普段は地下から入ってまた地下から出るためにビルの工事のことを知らなかったのですが、改めて外から見てみるとどっしりとした建物の様子がうかがえて良かったです。

「ニッポン複雑紀行」というWebマガジンの編集長でいらっしゃる望月優大さんの著書『ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実』(講談社現代新書)の発売日だったので購入。最近はブックファーストを使うことが多かったので、紀伊國屋での買い物はしばらくぶりでした。

その足で初台に向かい、駅前のドトールコーヒーへ。
早速『ふたつの日本』を読み始めたのですが、メモしておきたくなるような箇所がいくつもあり、「あぁ、良い本だな」と思いました。
ちなみに、これまたTwitterで知ったのですが、この本の担当編集者の方は1990年のお生まれ。私と同世代(というか年下)ですが、とても立派なお仕事をされているなぁ、としみじみしてしまいました。

ある程度まで読んだ後、本を切り換え。栗原康さんの『アナキズム』(2018年、岩波書店)を読み始めました。
この本、とても軽妙というかかなりのくだけた語り口で、読みながら吹き出すことしばしば。かなりのヤバさを持った一冊です…。

ところでこちらのドトールコーヒー、お手洗いがお店の外、誰でも通れる通路沿いにあるのでした。そのため、「店舗利用者専用トイレ」として、入口のドアにパスワード式のロックが付いており、お店の中に掲示してあるパスワードを覚えてポチポチと入力する必要があります。
まるで会員制クラブの入口かのような体験に、ちょっと面白さを感じてしまいました。

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