【3日目】正悪

 こんな熟語は辞書に載っていない。性悪な真似のようで申し訳ないが、「あれ、載ってないのか」と思った人はいないだろうか。

 「正誤」ならある。「善悪」も。でも、「正悪」はない。それなのに、あれ、ないのかな~と思ってしまうのは、「正義と悪」というセットで使われることが多いからだろう。でも、これって実はとんでもない混同なんじゃないだろうか。

 「正誤」は、明確な基準・ルールがあるときに使われる。あるべき姿がくっきりした境界を持っていて、そこに当てはまるかどうか、完全に二分できるものだ。
 対して、「善悪」は明確な基準がない。ルールではなくモラルの話で、どうも境界があやふやというか、境界がない。だから、「正誤」と「善悪」は完全に別物なんだけど、なぜか混同されている。きっと、日本のお天道様が見ている精神とか、遵法精神みたいなものが関係しているんだと思う。

 ただ、調べるのが面倒くさい。ものを書いて、誰かに見られる状態で置いておくからには、ちゃんと文献とか調べなきゃいけないんだろうけど、果てしなく面倒くさい。この面倒くささについて、はっきり「面倒くさい!」って言いきっている場面、実はそんなにない気がする。なので、明日はそのことについて書こうと思います。
 
 誤字脱字を確認するのも面倒なので、終わり!おやすみ!

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