ネコでもわかる言論術 ~なぜ、炎上してしまうのか~  エピローグ

エピローグ 『未来の国からはるばるやってきたネコ型ロボットが、国会答弁見て絶句するだけの話』(中身ないので読み飛ばし推奨)

ここは平和な日本国。

何事にも一生懸命なロリ学生(18歳以上のみを指す)の星井小銭子(ほしいこぜにこ)は課題を一生懸命やっていました。

ある時は図書館に通い、たくさんの本を読み、
ある時は録画したテレビを一生懸命見て、
ある時はネットで課題の情報を探しました。

一生懸命ではあるのですが、課題をやるにつれて小銭子ちゃんの眉間には皺がよる一方でした。
疲れているのではと心配した押し入れに居候している二代にゃんご先生(未来から来た小さいネコ型ロボットであり、おっさんではない)は、ココアとどら焼きを持って小銭子ちゃんの元に来ました。

「あまり根を詰めすぎると良くないよ、ココアでもどう?」
「んー、ありがとう。にゃんご先生」
「何か不満そうだね。わからないところあるなら教えようか?」
「むー、課題がわからないわけではないんだけどね。ちょっと調べてイライラすることばかりだったから」
「誰かに嫌がらせでもされたの?」
「そうじゃないんだけど……これ見て」
小銭子は、パソコンである動画を再生しました。
それは国会答弁でした。
「ふーん。最近のロリ学生はこんなのも見ているんだ。すごいなー」
「にゃんご先生が来たのは、もっと発達した未来からでしょ。そうじゃなくて。えーとこの部分を聞いて。外交委員会だね」
『・・・大臣。だから逃げないでください。これはあなたがやったことでしょ。ちゃんと大臣が命令したという文書が出ているのです。あなたと派にゃお氏は友達だったでしょ。潔く認めて辞任して下さい』
「どう思う?」
「むー。外交委員会でスキャンダル問い詰めているのは、外交の仕事すればいいと思うけどね。まぁスキャンダルの証拠があるのだったら、辞任するしかないのかもね」
「それが本当ならそうかも」
「どういうこと?」
「次はこれ見て」
「これはネットの掲示板だね」
「・・・えーと。何だこれ。質問している側が派にゃお氏の知人から貰っている証拠書類だね。本物?」
「議員が提出しているものだからね」
「でも大臣が命令したという文書が出ているというのは?」
「出所が怪しい上に、官僚が負けた時によく使う言い訳っぽいね。なんかー大臣の圧力がすごくてーダメでしたーてへぺろ」
「で、何でこんなのが質問しているの?こんな証拠が明らかならとっとと質問してる側を捕まえるかやめさせるべきでは?」
「メディアが野党の味方だからねー」
「(絶句)。え、昔の言論ってこんなレベル低かったんだ」
「もしかして未来は、こんなのはないの?」
「ないよ。未来では言論のやり方が確立してるからね。こんな幼稚なやり方は、相手が小学生でも通用しないし、思いつきすらしないね」
「はぁ。いいなぁ。未来では言葉がしっかりしていて」
「もしかして機嫌が悪かったのってそれ?」
「そう。どうしてロリ学生の私レベルでもおかしいとわかる拙い言論が、テレビや新聞や本の上で堂々とやってるのかと思うと、ムカついてムカついてしょうがなくて」
「見た感じ、ネットも結構酷かったけど」
「未来基準ではそうなのかも。でも、ネットはまだ考え方がたくさん集まるから納得のいく方を選べるもん。メディアでは片方のしかないから、そのまま信じてしまうことがあるし」
「なるほどね。本人次第とどうにもならない方か」
「そうだよ~。だからにゃんご先生~。未来の言論術教えてよ~。仮想通貨で稼いでどら焼きの店舗運営するからさ~」
「全財産失うフラグかな」
「違うよ。店の運営はするけど、にゃんご先生には普通に定価で売りつける感じだよ」
「それ僕に得がないよね!」
「にゃんご先生助けてよ~。もうこんなアホな言葉に囲まれるのは嫌なんだよ~」
「仕方ないなー小銭子ちゃんは。まぁこんな言葉で囲まれているのも可哀そうだしね。未来だと過去の国会答弁は拷問でしか使われてるレベルだし」
「そんなになの!」
「そうだよ。頭をおかしくしかねないから、訓練をした人しか扱うことができないんだ」
「ふー。そんな社会にいるなら病むのも当然かな」
「落ち込まないで。ちゃんと小銭子ちゃんには僕が教えてあげるから」
「本当?にゃんご先生かっこいいね。好きになってしまうかも」
「あー僕、熟女しか興味ないから。つるぺたは死ね」
「にゃんご先生のバカー!」とうなる拳。吹き飛ばされるにゃんご先生。去る小銭子。

「痛い痛い。はぁ。相変わらず世界を狙えるなぁ。僕が機械でなかったら死ぬところだったよ。感想や質問はツイッター『二代安吾』の方で宜しく。見る習慣ないから返事は遅れるかも知れないけど、なるべく見ていくから宜しく

——えーとまぁ。とにかく次回から始めるから宜しくね☆」

そしてにゃんご先生はかわいいポーズを取った後で、静かに倒れ気絶するのだった。


(※前回書いたノートとか、それについていた動画は不親切すぎたかと反省して封印しました。今後はノートとツイッターだけにします)

次回へ行くhttps://note.mu/tashikanamonohe/n/nf3e9a33de81d

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