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性と生を考える仲間との出会い

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性を人権の視点で考える会合に初めて足を運んだときのこと、私自身が自分の言葉で「性」の問題を講演会などで語り始めるようになったこと、そして、ただ私が一方的に語るだけではなく、1人ひ…
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記事一覧

性と生を考える仲間との出会い⑦対話を通して築きたい、多様性を尊重できる社会

性的マイノリティとしての苦労を語り、「田崎さんはかわいそう」と同情してもらっていた講演会…

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性と生を考える仲間との出会い⑥正解のない問いにみんなと向き合う「対話」との出会い

32歳になったころから、教育委員会や学校などから、人権に関する講演会の講師として招かれ、「…

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性と生を考える仲間との出会い⑤区別、分断を生んだ「感動的な講演」

私は、32歳になったころから、教育委員会や学校などから人権に関する講演会の講師として招かれ…

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性と生を考える仲間との出会い④性と生の尊厳の守り方は人それぞれ

性的マイノリティの当事者をはじめ、様々な人が集まって性と生について考える会合に参加したこ…

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性と生を考える仲間との出会い③命を守るために、性と生について語る

27歳になった頃から、性的マイノリティの当事者など様々な人が集まり、性と生について考える会…

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性と生を考える仲間との出会い②特別な人はいないけれど、だれもが特別な存在になる場

性的マイノリティの当事者をはじめ、様々な人が集まって性と生について考える会合に足を運んだ…

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性と生を考える仲間との出会い①「マイノリティ」である自分自身に向き合う

27歳になった頃、性的マイノリティの当事者など様々な人が集まり、性と生について考える会合に足を運びました。今から13年ほど前のことです。女性として生まれ、育ち、しかし自分の心が男性であることに気づき、悩み、苦しみながら、性別適合手術を目標に、男性ホルモンの注射を始めたころでした。 中学、高校と進んで、身体と心の性の違和感に気づいたころから、そして、自分の恋愛の対象が男性ではなく女性だと気づいたころから、それまでおよそ10年間、性的マイノリティの当事者が参加する会合などには参