今、この状況に際して思うこと

こんばんは。

8月に入り、大阪でもようやく梅雨が明けました。

梅雨特有のジメジメした気候がとにかく苦痛だったので、梅雨が明けて気分が良い反面、今度は酷暑日が続いているので、引き続き暑さ対策は入念にして過ごしていきます。

ちなみに、8月に突入しても僕は変わらずスーツで出勤してます(笑)

どこまでスーツを着ていられるか、自分自身に対する挑戦と思って毎日スーツを着ていますが、もちろん自分の身体が最優先なので、危ないと思ったら躊躇なくクールビズに切り替えますので、そこはご安心ください(笑)

さて、2020年8月最初のたすくの草子、今回のテーマは

「今、この状況に際して思うこと」

です。

先月から新型コロナウイルスの陽性者が全国で急増して、世間では第二波襲来だとかで大変騒がしくなってきましたが、僕は今この状況に際して、大変多くの人があまりにも過剰に恐れ、ある種のパニックを起こしてしまっているように思えてなりません。

最近では、東京や大阪で一日200人~300人台の陽性者が出ているため、自分も罹ったらどうしようと恐怖心を抱いてしまうのは無理もないことだとは承知しています。

しかし、その恐怖心に煽られるあまり、問題の本質を見誤り冷静さを欠いた行動を取ってしまっては、事態は一向に改善しないことでしょう。

今このような状況だからこそ、一人一人が冷静に状況を捕捉し、そして自分頭で考えて適切な行動を取っていくことが、事態の収束には不可欠だと思ってます。

そういうことで、今回は、新型コロナウイルスの現在の状況に対して僕がどう考えていているのか、勝手な持論を展開していきたいと思います。

あくまでも、僕個人の考えなので、賛同するも批判するも、それは皆さんの自由です。

ただ、こういう考えもあるのだとか、長谷川輔という人間はこのような思考をする人間なのだとか知ってもらうだけで充分です。


1.新型コロナウイルスに対する誤った認識

今年の初春頃から今に至るまで、新型コロナウイルスは多くの人を死に至らしめる恐怖のウイルスだという認識が一般的ではないかと思います。

確かに3月から4月にかけて、著名な方がそれによって亡くなるなど、世間に対するインパクトは相当なものだったというのは間違いないでしょう。

しかし、今現在においても、そのような認識を持つのは、少しばかり浅薄ではないかと思います。

なぜかというと、先月7月期において新型コロナウイルスで亡くなった方があまりにも少なく、陽性者のほとんどが軽症・無症状であるからです。

大阪 コロナ 数

8月4日の大阪の陽性者の状況を見てみると、陽性者数193名のうち軽症・無症状が175人と圧倒的多数を占めていることが分かります。

また、今度は東京都を例に挙げると、7月1日から31日までの間に6847人の陽性者が出ました。

このサイトにあらゆる数字が載っているので、時間があるときにしっかりと目を凝らして見てください。

資料にある通り、東京都では1日新規陽性者数の最大が29日の451人と、過去最高の数値を出したことは記憶に新しい方も多いかと思います。

このように、1ヵ月で6847人、1日平均で220人もの陽性者が出るとなると、感染が相当な勢いで広まっていると恐怖に感じる方も多いかと思いますが、一つ忘れてはならないことがあります。

それは何かと言うと、6847人もの陽性者が出たなかで、重症及び死者の数があまりにも少ないということです。

どれほど少ないかというと、まず7月に出た死者は僅か3人で重症者は7月31日時点で16人となっています。

陽性者の人数から、死者と重症者の割合を計算してみると、まず死者が
3÷6847×100=0.043%

重症者が
16÷6847×100=0.23%

もちろん、陽性者がすぐに重症化あるいは死亡する訳ではないので、単純に陽性者数と死者・重症者数を比較する意味はそれほど無いのは承知のうえです。

ただ、7月に出た陽性者のなかで、死者と重症者が占める割合が極めて小さいということを知ってもらいたいだけです。

つまり、この数値から分かるように、今現在において、新型コロナウイルスで亡くなる方、重症化する可能性は極めて小さいことが分かります。

「新型コロナウイルス≠致死率の高い恐怖のウイルス」
「新型コロナウイルス=重症化も死亡する可能性の低い弱毒のウイルス」


これが新型コロナウイルスに対して現在持つべき認識だと言えるのではないでしょうか?

実際に東京都でも大阪府でも陽性者のほとんどが、軽症および無症状という結果が出ているので、万が一罹患したとしても高い確率で軽微な症状で終わることになります。

これほど毒性の弱いウイルスに対して、なぜこれほど過剰に恐れるのか、率直に言って僕には全く理解できません。

陽性者の数だけ見ると、感染力が強いという面で確かに警戒すべきウイルスではあると思いますが、これだけに着目するのではなく、死者や重症者の数にも着目してみると、それほど恐ろしいウイルスではないのだと恐怖心も大きく和らぐのではないでしょうか?

陽性者の数だけを見て、死者や重症者の数を見ないのは、木を見て森を見ずという言葉がそのまま当てはまるように、完全に事の本質を見誤っているように思います。

今の状況に際して、真に見るべき数字は何か?

これを明確にしなければ、適切な行動を取ることはできません。

冷静に対処するためには、本質を見極めることが不可欠であるのは間違いありませんね。


2.恐れるべきリスクは新型コロナウイルスだけではない。

次は、現在恐れるべきリスクは、新型コロナウイルスだけではないということです。

報道を見る限り、現在では新型コロナウイルスに感染するリスクばかり強調されますが、この世に存在するリスクは新型コロナウイルス以外にも数知れず存在します。

その数知れず存在するリスクで、今僕が非常に気にしているのが、マスクによる熱中症とコロナ禍による失業者増大のリスクです。

まず、マスクによる熱中症のリスクは、今の時期ならある意味、新型コロナウイルスよりも恐れるべきものだと思います。

大阪では梅雨が明けてから、朝から酷暑の日々が続いていますが、その酷暑のなかでマスクして外出するのは熱中症のリスクを相当に向上させる、極めて愚鈍な行為だと僕は思っています。

今のような酷暑の屋外でただマスクを着用するなど、飛んで火にいる夏の虫の如く、ある種の自殺行為と何ら変わらないと思わずにはいられません。

そもそもマスクというのは、飛沫を他人に飛ばさないために着けているのであるのだから、風が吹いていて、近くに人がいない屋外においてマスクを着用してもその意味は成さないと思います。

実際に厚生労働省も、熱中症防止のため、屋外で人との距離を十分に取れる場合ではマスクを外すようにしましょうと言及しています。

熱中症というリスクを考えず、屋外でもただマスクを着ければよいと思っているのであれば、それは思考停止に他なりません。

こうした思考停止した人々を見ると、改めて、一人一人が自分の頭で考えて行動を取ることが、今この状況で一番大切なことだと思わずにはいられません。

また、今の状況に対して緊急事態宣言を再発令するべきではないかという論調が少しばかりあるようですが、これ以上自粛するとなるとさらに膨大な数の企業が倒産し、失業者数の増加は避けられません。

しかも、現在において失業者を受け入れる受け皿的な産業が極めて限られるなかでは、なおさらこれ以上経済を縮小させることなど不可能です。

失業者数と自殺者数は相関しているというのは一般的によく言われることですが、これ以上自粛して失業者を増やすと自殺者が増加するのは目に見えた話。

先述したように、今現在新型コロナウイルスによる死者がほとんどいないなかで経済を犠牲にしてしまうと、今後はそれによる自殺者が続出してしまい、これでは本末転倒です。

こうした緊急事態宣言を再発令した際のリスクも考慮しなければ、新型コロナウイルスで亡くなる人がゼロになったとしても、それに関連して亡くなる人が続出してしまいます。

新型コロナウイルスのリスクだけに着目するのではなく、もっと広い視野を持って多角的に対策を考えることも、今必要とされているのではないでしょうか?


3.自分の頭で考えるために

最後に、自分の頭で考えるために大切なことを紹介して締めたいと思います。

まず最初に、メディアの情報を鵜吞みにしないこと。

これが一番大事なことだと思います。

僕は今の報道に対して強い違和感を持っているのですが、それは報道で新規陽性者数を大々的に報じて、重症者と死者の数に焦点を当てていないことです。

先述したように、今現在において新型コロナウイルスの陽性者のほとんどは無症状または軽症で、重症者と死者の数は極めて少ないです。

そもそも3月~4月の時期と現在においては、東京都でも大阪府でもPCR検査実施数の母数が相当に増えているのだから、陽性者数が増えるのは当たり前の話。

東京都において4月のPCR検査件数が1日約300人程度だったのが、7月は1日平均で約3000件近くと、約10倍に増えてますからね。

この事実に焦点を当てないで、ただ新規陽性者の数を大々的に報じているのは、問題の本質を大きく見誤っていると言わずにいられません。

だからこそ、決してその報道を鵜吞みにせず、自分で情報を集めて、これらを材料にして自分の頭で考えることが大切です。

インターネットが発達した今日において情報にアクセスするのは容易なことなのだから、行政が出している資料や専門家の論考にアクセスすれば、すぐに色々な情報を手にすることができます。

メディアが流した情報をそのまま鵜吞みにするのは思考停止に他なりません。

自分で色々な情報にアクセスして、他の意見が、見方があることを知り、それを基に自分の意見を形成していく。

これが自分の頭で考えるということなのです。

資本主義、民主主義、自由主義といったこの社会のルールは、自分の頭で考えて行動する人の存在を前提に作られているものです。

つまり、自分の頭で考えない思考停止状態の人が大多数では、そもそも社会そのものが成立しませんし、そうなった場合この社会の秩序は完全に崩壊します。

これ以上、この混乱を悪化させないためにも、一人でも多くの人が冷静に自分の頭で考えて行動することが、今最も大切であるべきことではないでしょうか?

最後に、日本総研の出した、このレポートを共有して終わりにしたいと思います。

このレポートは、一人でも多くの方に読んでいただきたいと思ってます。

新型コロナウイルスの本当の脅威は感染者の増加ではなく、国民の間に浸透した萎縮心理だと述べてますが、これには甚だ同意です。

僕をはじめ、若年層にとって新型コロナウイルスは脅威ではなく、むしろそれによる失業や景気悪化など社会的打撃の方が遥かに大きな脅威です。

そして、死者数や重症者数など、これまで蓄積された事実に目を向けて、冷静に正しく警戒して、新型コロナウイルスと共存していくことが日本の復興には欠かせないことであると思います。

今回も大変な長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

今の社会状況を考える上で、なにか少しでも参考になれば幸いです。

それではまた👋









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