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経済学は面白い

こんにちは。

6月も中旬に差し掛かりました。

関西では今週から梅雨入りだそうですが、僕は雨というか蒸し暑いのが本当にダメなので梅雨はさっさと終わって欲しいと思うばかりです。

さて、今週のテーマは、最近のマイブームである「経済学」についてです!

実は最近、経済学の面白さにドハマりしてまして、色んな経済学の本を読み漁っています。

そこで、経済学の面白さを是非伝えたいと思い、今回はこのテーマで書きたいと思います。

経済学って身近なようで意外と何かあまり知らないという方も多いかと思うので、これを機に経済学に興味を持っていただけたら嬉しいです!

あ、もちろん経済学のことを全て説明すると最早教科書になってしまうので、今回は経済学とは何か、基本的な概念について書いていきます。


1.経済学が目指すもの

まず最初に、経済学は一体何を目指しているのか、どこからこの経済学は出発したのかについて書きたいと思います。

これに関しては、竹中平蔵・佐藤雅彦の著作『経済ってそういうことだったのか会議』の冒頭に詳しく説明がされてます。

こちらの本は経済学の基本的な概念を勉強したい方に非常にオススメできる本なので、興味がある方は是非読んでみてください。

さて、この本のなかで書かれていることを引用すると、経済学は英語で"Economics"ですよね。

では、この"Economics”の語源は何なのかというと、ギリシャ語の "Oeconomicus”、オイコノミクスから来ているそうです。

で、この語源であるオイコノミクスはどんな意味かといいますと、

「共同体のあり方」

つまり、国や地域、家庭などといった共同体はどうすればよりよいものになるのか、共同体に属する私たちがどのように生きたらみんなで幸せになることができるのか、これを発端とする学問が経済学である

と、著者の竹中平蔵先生は言います。

僕自身はこの本を読むまで、経済学というのは個人の利益追求を如何にして社会全体の利益に繋げるのか、これを考える学問だと思っていました。

ですが、経済学は共同体のなかで生きる私たち全員がどうすれば豊かに幸せに生きることができるのかを考える学問だと知ってから、もっと経済学について知ってみたいと思うようになりました。

「経済学は社会科学の女王」と表現されることがありますが、経済学の本質を知ると、この表現は確かに本質を突いているなと思いますね。


2.利己的な行動が社会の秩序を作る

今度は僕がオススメする経済学の入門書であるこちらの本から、経済学の原則である「利己的な行動が秩序を作る」について説明したいと思います。

その本がコチラ!

これは経済学の入門書としては非常にオススメできますね。

何がいいかというと、とにかく!分かりやすい!!

この一言に尽きますね。

経済学のことを一から勉強したい、素人の方でも十分に理解できるほど分かりやすく書いているので、経済学の入門書として外せない一冊だと思ってます。

さて、この本で説明されている経済学の大原則の一つに、

「利己的な行動が社会の秩序を作る」

というのがあります。

この社会で生きる個々人が、利己的な欲求に従った自身の利益を追及する行為が、廻りまわって社会の利益を高めていくということですね。

これについて、経済学の父と呼ばれるアダム・スミスは以下の言葉を残しています。

「各人が社会全体の利益のために努力しようと考えているわけではないし、自分の努力がどれだけ社会のためになっているかを知っているわけではない。
だが、それによって、その他多くの場合と同じように、神の見えざる手に導かれて、自分が全く意図していなかった目的を達成する動きを促進することになる。自分の利益を追求する方が、実際にそう意図している場合よりも効率的に、社会の利益を高められることが多いからだ。」

経済学のなかで必ず出てくるワードに「神の見えざる手」というのがあります。

これは、自分の利益を追及する行為は自身が知らないうちに他の人たちに利益を与えていることがあることを、アダム・スミスは「神の見えざる手」と表現したのです。

例えば、既に亡くなってしまいましたが、アップルのスティーブ・ジョブズがアップルの売上を伸ばすためにiPhoneを作りましたね。

実際にiPhoneは世界中で大ヒットし、それによってアップルは相当儲かっただけでなく、iPhoneを購入したユーザーたちに「利便性」という利益を与えているのです。

確かに、神の見えざる手は決して万能ではないので、個人の利益の追及が他の人に害を与えることもあります。

しかし、この本の著者であるスタンフォード大学教授のティモシー・テイラー教授は

「それでも、利己心は社会を動かす原動力である」

と断言します。

もちろん、相手のことを一切考えない利己的な行動ばかり取るのはよろしくありませんが、利他心だけでは社会は動かないというのは僕も確かだと思います。

利己と利他。

これらは相反するようで、実は両者は神の見えざる手によって密接に繋がっていることを論証するのが経済学であるとも言えるのではないでしょうか。


3.まとめ

ここまで、経済学で僕が面白いと思った部分を紹介してきました。

今回の内容をまとめると、以下の二つになります。

①経済学とは国や地域、家庭などの共同体に属する私たちがどのように生きれば、皆が幸せになれるかを考える学問である。

②利己的な行動は廻りまわって他の人たちに利益を与える。利己と利他は神の見えざる手によって繋がっている。

経済学を学ぶうえで、この二つの概念を知っていればかなり分かりやすくなるのではないでしょうか。

この二つの概念以外にも、もう一つ、経済学のなかで僕が面白いと思った概念がありますが、これについてはまた今度紹介したいと思います。

最後に、経済学というのはこの資本主義社会の下でに生きるなかで決して逃れられない学問であることは間違いありません。

だからこそ、この資本主義社会とは具体的にどのようなものなのか、経済とは何か、その本質となる概念を知っておくことは、この社会でよりよく、より豊かに生きるうえで不可欠であると僕は考えます。

この社会で生きる個々人が資本主義と経済の本質を知り、それに沿った行動を取っていくことは社会全体の利益になっていきますし、それは廻りまわって僕たち個人の利益になっていくものだと思います。

なので、僕はこれからもこの命尽きるまで経済学は勉強していこうと決めてますし、学べば学ぶほど経済学の面白さに惹かれているので、興味が引くことはないでしょう。

本当に経済学というのは底知れない面白い学問なので、一人でも多くの人がこの魅力を感じて欲しいと思いますし、今回読んでくださった方で一人でも経済学に関心を持っていただけた方がいれば僕も嬉しいです。

是非、ほんの小さなことでもいいので、経済学について知ってみようと何か行動をとってみてください。

経済学の知識はきっと、僕たちを守る盾となると僕は信じてます。

長くなってしまいましたが、今回はこの辺りにしておきます。

また来週も更新します。

それではまた👋












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