甲子園に行ってきました
皆さんこんにちは。
遅くなりましたが、2021年8月1本目のブログになります。
今回は余計な前置きはせずにさっそく本題に入っていきたいと思います。
タイトルの通り、8月11日と21日に甲子園に行ってきました。
現在甲子園では、第103回全国高校野球選手権大会、通称夏の甲子園が開催されています。
今回は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、一般の観客は入れず、スタンドには選手の家族と学校関係者のみ入れる形で開催されています。
このような厳戒態勢のなかで私が甲子園に足を運んだ理由は、そう、私の従兄弟が選手として甲子園に出場しており、その勇姿を見届けに来たからです。
従兄弟が横浜高校に進学すると聞いてから、いつか甲子園でプレーする姿を見たいと思ってはいましたが、とても幸いなことに今回その願いが実現したのです。
これまで高校野球はテレビで観るのみで、実際に甲子園に足を運んで現地で観る機会はありませんでしたが、今回横浜高校側の応援団として甲子園のスタンドで試合を観る機会に恵まれました。
現在全国で新型コロナウイルスの感染が拡大している最中でしたので、このようにほぼ無観客のスタンドではありますが、このような状況下でも開催できたことはとても有難いことだと思います。
試合について書くとなるととんでもない長文になるので詳細は省きますが、結論から言うと、従兄弟の夏は2回戦で終わりました。
従兄弟は3年生のため、2回戦で敗れた瞬間に高校球児としての時間は終わりを迎えたことになります。
最後の試合となった、8月21日の2回戦、奈良県代表の智弁学園戦では投打共に完敗とも言える内容だったので、グラウンドに立つ選手としては非常に悔しい試合になったものと思います。
ただ、しかし、このような歴史的な大惨事の状況下において、無観客であったとしても高校生活の最後を、憧れの甲子園で締めくくることができたのは最高に幸せなことではないでしょうか。
これは私自身も大変驚いたことですが、試合に敗れた際にスタンドにいる選手の家族たちの姿を見ると、皆さま非常に晴れやかな表情をしていたのです。
正に完敗とも言える内容で敗れてしまったのだから、選手と同じように大変悔しい気持ちなのだろうと思っていましたが、実際は全員が非常に晴れやかな表情をしていました。
スタンドから引き上げる際も、「甲子園で終われて良かった」、「甲子園に連れてきてもらえたから満足」などの言葉が何度も聞こえてきました。
最初は意外な言葉だったので正直驚いた部分がありましたが、よくよく考えると、選手をずっと支えて応援してきた家族たちにとって、自分の子どもが夢見た甲子園でプレーする姿を観ることはこの上ない幸せなことなのでしょう。
私自身もそうです。
従兄弟は足をケガしているため満足なプレーはできず、試合も代打の1打席のみの出場でしたが、代打でバッターボックスに立つ従兄弟の勇姿を見たときに、これまで味わったことのない何度も表現し難い非常に嬉しい気持ちになりました。
代打として従兄弟の名前がコールされたときは、冗談抜きで全身鳥肌が立ち、ずっと足が震えていました。
甲子園でこれほどまでの高揚感を味わえたのは、改めてとても幸せな体験だったと思いますし、甲子園に連れて来てくれた従兄弟には本当に感謝しています。
この甲子園での時間は選手たちにとっても、私たち選手の家族にとっても生涯忘れられないものとなったことでしょう。
今回私自身も初めて高校野球というものに直に触れましたが、やはり甲子園の1試合には書き切ることのできないほどのドラマが詰まっていると実感しました。
選手一人一人にそれぞれの人生というドラマがあり、このドラマの最も感動的なシーンがこの甲子園には満ち溢れている。
そう思います。
私も従兄弟をはじめ、甲子園で躍動する選手たちから上手く言葉にはできませんが、とても大きなエネルギーをもらった感じがしています。
今回、こうして甲子園に来ることができたことは生涯忘れることはないでしょう。
改めて、甲子園に連れて来てくれた従兄弟には心から感謝しています。
従兄弟をはじめ、高校球児としての時間が終わった3年生たちの多くはこれからも野球人生が続きますが、甲子園で躍動した選手たちの次なる野球人生も明るい充実したものとなることを、強く願っています。
今回は完全なる体験談になりましたが、これは書かずにはいられないと思ってこの内容とさせていただきました。
また来週も更新するので、次回も楽しみにお待ちください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。
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