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格差相撲

昼間、外出はするな。控えろだと。それはできない。俺の自由だから。だから今日、荒川を越えた。この国境線の向こうには非日常がある。国境は越えるしかないんだよ。

大相撲、初場所、9日目。これで今場所、5回目の相撲観戦だ。ホント、贅沢な話だぜ。月曜日ということもあって客が少なかった。14時00分、国技館、入場。

まずは腹ごしらえだ。休憩所へ。そこでひよちゃんカレーと豚まんをゲット。ミネラルウォーターもね。まずはそれを食べてからだよ。

この日のメンバーは女性が二人。両手に花状態。写真はあえて撮らなかった。秘密の方がいいだろう。シークレットだ。幕下の取り組みから見始めのだ。序の口、序二段、3段目、幕下には給料がない。

無給なのだ。お金が支給されるのはいわゆる関取と言われる十両以上。大相撲の世界は完璧、階級社会なのだ。その絶対的システムが相撲社会のアイデンティティである。

まるで形を変えたカースト制度だ。格差社会だ。キーワードはお金。シビアだ。力士は何としても十両に上がりたい。関取になりたい。そのため取り組みはガチンコそのもの。

迫力がある。必死さが伝わってくる。もしかしたら幕下が最もガチンコかもしれない。十両には幕内で活躍しながら十両に転落している力士が何人かいる。過去にはみんな横綱との対戦もある人たち。

それが十両で勝てないのだ。あれを見るのはせつない。気が滅入ってくる。中入り。前半戦の取り組みは充実している。注目力士、個性派が多い。照強、明瀬山、翠富士、志摩ノ海、翔猿、琴ノ若などだ。

面白い。緊張感がある。全勝、大栄翔が宝富士にあっさり負けた。やっぱり優勝を意識したのか動きにいつものリズム感がない。硬い。ヤバいな。あれ、貴景勝がまた負けた。

2勝7敗。大関、正代と朝乃山は勝つには勝ったがこの二人、今日は勝てるの? 大丈夫なのと心配しながら見てしまう。それって問題だよ。観戦後はタクシーで上野。

カニ道楽。ハイ、カニ三昧。20時閉店なので慌てて食べる。飲む。慌ただしい。カニ料理は女性には人気。非常に楽しい時間だった。週明け月曜日から相撲を見てカニを食べて。

俺たち日本一の遊び人だよ。このコロナ時代にだ。だって人生は遊んで生きるしかない。どうせ死ぬ。生きているうちが花だぜ。好きなように生きさせてよ。“四字熟語”は格差相撲。

人生とは日記のことである。レンブラントの言葉「その日、あったこと、感じたこと、気がついたことを形にしなかったら何もなかったことと同じになる」。最強のメッセージだ。

Posted by ターザン 山本 on Saturday, January 2, 2021

ターザン大陸より)
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