魔法
メイドカフェで働いてる時のことを思い出した。
いつかどこかで見かけたメイドさん。
フリフリの可愛い制服を着て、
チラシを配る仕事(違...)に
気が付けば憧れていた。
たしか高校1年生の時一度面接で落ち、
「やっぱり可愛い子しかだめなんだ。
こんなブサイクにメイド服は似合わないんだ」
と思っていた。
しかし諦めきれず、高校3年生の夏
もう一度面接を受けた。
お給仕をはじめたのは
カフェだけでなく、
もみほぐしスペースや、写真館、薬局...
更にライブステージもついていて
1時間に1回ライブがあったり、
定期的にアイドルがライブを行うようなお店だった。
自信をくれた大切な場所。
大嫌いな私を脱いで、メイド服に着替えると
"よし、今日もかわいい!"と思える気がした。
今はもうお店はなくなってしまったし、
メイド服も着なくなったけど、
わざわざ着替えなくても
なんとなく、私らしく生きられるから
メイド服はもしかしたら魔法なのかもしれない。
メイド服じゃなくても
好きな服とか、好きな曲とか、好きな場所とか...
お気に入りはたくさんのときめきをくれるし、
きっと不思議な力を秘めているから
そういうものにいっぱい包まれて、
私らしく、
あなたらしく、
つよくいきていこうね!
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