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はるはるのポジティブに影響を受けて「ご機嫌おじさん」になろうと思った話 〜「あちこちオードリー」感想〜

皆さん、2024年1月31日放送の「あちこちオードリー」日向坂46ゲスト回、面白かったですね。個人的には前回、前々回の「あちこち」を見て冠番組「日向坂であいましょう」に興味を持ち、そこからズブズブとおひさまへと転げ落ちていったので、感慨深いものがあります。

あちこちオードリー
https://tver.jp/episodes/epbcxe1zt6

今回の放送で印象に残ったのが四期生・山下葉留花さんの「ポジティブ思考」です。
私は山下さんを「根っからのポジティブ」ではなく「自分で自分の機嫌が取れる人」だと思っているんですが、それを裏付ける言葉がありました。

宇宙を思い浮かべる

ネガティブになることはあるか?と問われ、山下さんはこう答えていました。

めちゃめちゃあります。こういう発言しなければよかったとか。毎日寝る前に思い浮かぶんですけど。その時に解決法を見つけまして。宇宙を思い浮かべるんですよ。広いじゃないですか宇宙って。宇宙から見た地球って本当にちっちゃいんですよ。そう見ると、そのちっちゃところに私ってホントにいるのかどうかも分からないぐらいのちっちゃさじゃなですか。この人が悩みを抱えてたって明日は来るんだ。寝よう。っていうので解決できるんですよ。なので宇宙を思い浮かべれば大丈夫。

あちこちオードリー(2024年1月31日放送)

…サイコゥですね。山下さんは「落ち込むことはあっても、それをポジティブに変換する術を知っている人=自分で自分の機嫌が取れる人」ということが分かります。その術が若林さんの先輩芸人TAIGAさんと同じであるところも含めてサイコゥです。

自分で自分の機嫌を取れる人

山下さんはインタビューなどで、過去の挫折として「坂道合同オーディションで最終審査に進むも不合格」「研修合宿に体調不良で不参加」「『四回目のひな誕祭』直前のけが」などを挙げています。そうした経験を経て、ポジティブシンキングの大切さに気づき、切り替えてきたことを語っています。

私も加入当初は結構ネガティブでした。それがメンバ一からは謎に”聖母”なんて言ってもらって…自分にはもったいない言葉なのになぁって思っていたんです。そんな風に褒めてもらったとしても「いや、でも……」って、すぐ言っちゃっていたので、「でも」を使うのをやめようと意識し始めたら、少しずつポジティブになってきて。さらに平尾ともたくさんお話しするようになって、ポジティブに変換できる考え方にもなったので、最近はもういいことしか考えていない気がします
(中略)
「自分はできる!」と思ったらできたり、「あぁ、今日はダメだな~」と思ったらダメだったり、本当に言霊のような感じで影響されちゃって。だから、逆に『これは意識から変えていけばいいんだ!』と思って、前向きに変えていったら、もうどんどんどんどん声も出るし、楽しくて笑顔も増えるしーっていう感じになりました。本当、ポジティブは最高だなって思います。あとグループって誰かが落ち込んだりすると伝播してしまうところがあるので、その場の雰囲気を壊さないように、自分の心をポジティブにマインドコントロールしてもいて…

東京ニュース通信社「20±SWEET 2024JANUARY」p62-63

ネガティブは周りへのメンバーに伝播してしまう。だから自分自身をマインドコントロールしてポジティブに機嫌よく過ごすことで、そのハッピーオーラが伝播していき、チームの雰囲気もよくなる。
私は40歳過ぎてもついつい不機嫌を面に出し、家庭や職場の雰囲気を悪くしてしまうことがあります。反省しています。それに引き換え、20歳の山下さんはすっげぇ大人です。

オードリーとコミュニーケーションと

以前「あちこちオードリー」に日向坂46メンバーが出演した回で、メンバーはオードリーに対して「カメラが回ってない時のオードリーは怖い。メンバーともっと話をしてほしい」と要望していました。
それを受けて特番「じゃないとオードリー」で「オフゼロオードリー」という企画が行われました。「日向坂で会いましょう」の撮影中、カメラの回っていない「オフ」の場面でもオードリーの2人が日向坂メンバーと積極的にコミュニーケーションを取る、という内容でした。

企画終了後、若林さんはこう話します。

みんな本番でエネルギー放出するから基本しゃべりたくないんじゃないかなと思ってたけど。企画とはいえ、スタッフとかメイクさんとか日向坂のメンバーとかに話しかけたら番組が明るくなったなと思った。俺の負けだと思った。俺はあんまりしゃべらないで本番だけドンと出す方がいいものが出来るんじゃないかなと思ってたの。でもやっぱ俺の負けだと思った。人間ってコミュニケーションする動物だよ俺の負け。

じゃないとオードリー(2022年10月20日放送)  

私はこの放送を見て「リーダーのおじさんが機嫌よく過ごせば組織はうまく回るんだよな」という感想を持ちました。
「不機嫌なおじさん」は周りの雰囲気を悪くします。自分ではまだ若いつもりでも、立場的には「権力側」「管理する側」な訳で。そんな人が不機嫌だったらやっぱり怖い。
「男は黙って仕事をこなせばいい」という美学を持っているおじさんが少なくありません。しかしおじさんは黙っているだけで不機嫌に見えて、雰囲気を悪化させる。だから「ご機嫌ですよ」ということを示すために自ら積極的にコミュニーケーションを取らなくてはいけないーそんなことを考えました。

「ご機嫌おじさん」になるために


山下さんはネガティブな一面も持ち合わせています。それをポジティブなマインドに切り替え、機嫌良く笑顔で過ごすことで周囲にハッピーオーラを波及させるという「大人の振る舞い」ができる人です。
山下さんより22歳年上ですが、こうした大人の振る舞いができる山下さんを尊敬しています。ネガティブになりそうな時は心の中にはるはるを。そして宇宙を思い浮かべることで「ご機嫌なおじさん」を目指していきたいと思っています。

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