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イラストに役立つ本から可愛い絵本まで!最近買った本6選

こんにちは!イラストレーターのはなさきたるです。

以前こちらの記事でデザインの本を買ったお話を書きました。

あれから産後すっかり遠ざかっていた「紙の本をめくる楽しみ」や「知識が増える喜び」がふつふつと湧き上がりまして、最近は気になった本をあれこれ買い漁っております。

そんなわけで、今回は絵描きさんに役立つ資料から趣味の絵本まで『最近買って良かった6冊』をご紹介します!

モルフォ人体デッサン

こちらは以前から気になっていた本で、解剖学にアート的なアプローチを加えたモルフォロジー(形態学)の本です。
簡単にいうと、人体の中身を描こう!という本ですが、普通の解剖学の本と違うのは「絵を描くこと」を前提にした説明がある事と、解説は序章だけであとは全てデッサンイラストがひたすら載っているという所です。

私は一冊丸々模写する為に買いました。
「筋肉とか骨とか全然覚えられないけど模写していたら人体の事がわかってきたー!」となる(はず)です・・・私はまだ模写し始めたばかりですが、なんとなく描いていたあの線はこの筋肉による線なのか~なんてたくさんの発見があります。どのデッザンも美しいので模写もとても楽しいです。
また、絵を描きながら人体の構造に困ったときに辞書のように活用することもできそうです。

日本でもできる!英国の間取り

こちらは絵描き仲間の友人に薦めてもらった本です。
ただ間取りを紹介する本ではなく、イギリス人の家に対する考え方や文化を大切にする想いまで伝わるとても素敵な本です。
日本人にとっては家に対する価値観が変わる内容だと思います。

また、洋風の住宅が好きな人だけでなく、絵描きさんにも役立つ内容が満載です。
時代や地域による外観の特徴から、暖炉や窓の演出の仕方等、イギリス人の拘りポイントがとても細かく紹介されています。
そして、作者が実際に足を運んで見て来た住宅が何例も載っています。しかも全て素敵なイラストで!
「この家のポイントはここだよ」と誇らしげに説明する住人の姿まで目に浮かぶようで本当に素敵な住宅ばかりなんです!海外風のイラストやファンタジーイラストを描く時にもかなり役立ちそうです。

私も家を描く時には住んでる人の想いまで表現できたらいいなと深く思う一冊です。

カラー&ライト~リアリズムのための色彩と光の描き方~

こちらも絵描き仲間に教えてもらった本で、光と影を勉強したくて買いました。

絵画の解説や光源の種類による違い、順光や逆光、屋内と屋外、色選び・・・等々、光と影についてかなり詳細に説明されています。
どれも絵を描く目線で書いてあるのがとてもありがたいです。
少し難しい内容もありますが、油絵を中心にたくさんの作品が載っているので眺めているだけでも美しく楽しい本です。(表紙の素敵な絵も油絵です!)

いちばんやさしい パースと背景画の描き方

こちらは建築の知識をもっと知りたいと思っていた所、Twitterで偶然知りすぐに予約した本です。11/1に発売されたばかりの新書です。

絵を描く人や漫画を描く人にはかなり役に立つ本ではないかと思います。
家の構造から家具家電の寸法、街の中にある電柱や自販機の寸法等、背景を描く時に知りたい知識が載っています。
キッチンの高さって何センチだっけ?歩道のガードレールって何センチ?車と人のサイズ感は?そんな小さな疑問にも答えてくれる本です。
また、パースの描き方についてとても丁寧に説明があります。パース入門書としてはボリュームがありすぎて逆に戸惑うかもしれませんが(200ページのうち8割はパースの話です)、漫画やイラストでパースのついた構図を描きたい場合にはとても役に立ちます。
建築イラストの目線で説明されているので、内観や外観だけではなく街並みの描き方まで載っています。さらに嬉しい事に影の落ちる角度や、風景に添える植物の描き方まで!
タイトルの「いちばんやさしい」は「そんなところまで教えてくれるなんて優しい!」という意味では!?とさえと思うほど、便利な一冊です。

ヨーロッパの美しい路地裏

続いては趣味で買った写真集です。
自粛生活が長く続き旅行への憧れが膨らむ中、ふと立ち寄った書店に海外の写真集コーナーが特設されていてホイホイ釣られました。

表紙の通り、美しい路地裏がてんこ盛りの写真集です。生活観のある路地からひっそりと静まり返った路地まで、眺めているだけで癒される一冊です。
「英国の間取り」の本を読んでからこちらを見ると家の造りについて新しい気付きもあってより楽しくなりました。

もりのこびとたち

こちらも趣味で買った絵本です。
私は幼い頃から絵本をそんなに買い与えられたわけではなかったので、絵本にはあまり詳しくありません。子供ができた今になって、子供にもたくさん絵本を読んであげたいけれど自分好みの絵本ももっと集めたい!と思うようになり選んだ絵本です。
左ページがモノクロイラスト、右ページがカラーイラストという構成で、とにかく絵がかわいいです!
そして驚いたのはページによって線画の画材がペンだったり鉛筆(パステルかな)だったり違うことです。一冊の絵本の中で線画の描き方が違うというのは私にとってはとても斬新でした。
自分の絵柄に悩む事もある中で、もっと描きたいように自由に描いていいんだなと思わせてくれた一冊です。

・・・

ということで、最近買った本の中から絵描きさんに役立ちそうな4冊と、特に気に入っている趣味の本2冊をご紹介しました。
読書の秋、本の世界にどっぷり浸って楽しみたいと思います!

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