【額装は沼!】作品を額に入れて飾る方法
こんにちは!イラストレーターのはなさきたるです。
以前、こちらの記事で展示会への参加方法や準備についてお話しました。
今回はそこでは書ききれなかった『額装』について書いてみたいと思います。
作品を額装する事で絵の魅力がぐんと上がり、より一層作品への愛着も湧きます。
私はまだまだ額装については知識が浅い初心者ですが、そんな私でも一瞬でハマってしまう『額装』の魅力をお伝えします。
・額を買う方法
額を買う方法は色々あります。
・店舗やウェブで購入する
・額縁屋さんに作品を持ち込んで額装してもらう
・額を自作する
・ウェブで買う場合
私は主に通販サイトで購入しています。
サイトによっては額縁シュミレーターがあり、作品の画像をアップロードするとウェブ上で額装した画像を確認できるようなサイトもあります。買った後でイメージと違った!なんて心配がなくなるのは嬉しいですよね。
他にも作品のサイズを入力すると最適な額サイズを自動で教えてくれたり、ラインナップから候補を表示してくれたりと、とても便利なサイトも多いです。ウェブ通販で額を選ぶ際にはそういった便利なツールを活用してみるのも良いと思います。
・額縁屋さんで額装をお願いする場合
作品を額縁屋さんに持ち込んで額装する方法もあります。プロの意見を聞きながら額縁を選べるなんてわくわくしますね!
私は残念ながらコロナ禍で額縁屋さんに足を運べなくなり、額縁屋さんで額装をお願いしたことはありません。(最近地元に額縁専門店があることを知って狂喜乱舞しています。次の作品はぜひ額装をお願いしに行きたいです!)
オーダーの場合は既製品以外の額縁からも選べますので世界にひとつだけの組み合わせを楽しめるのも魅力です。
・額を自作する
額自体を自作する強者もいます。私にはそこまでのスキルはありませんが、木製の額を買ってきて自分で塗装する事はあります。
特にポストカードサイズ以下のミニ額は塗装も簡単ですし自分で手を加えると愛着も湧きます。
こちらは百円ショップ(セリア)のミニ額を塗装したものです。
額の塗装については機会があればそのうち記事にしてみたいと思います。
・額の選び方
入れる作品や好みにもよるので明確な額選びのアドバイスはできませんが、額を探す時は色や形・材質や枠の太さ等に注目すると良いと思います。
太い枠で重厚感を出した作品。
小さい作品も額次第で存在感が増しますね。
・マットについて
私は水彩イラストを描いていますので、使用する額は「デッザン額」と呼ばれる薄い作品を入れるタイプの額です。
デッザン額は 『マット』と一緒に作品を入れることが多いです。
マットを入れる理由は以下です。
・作品が直接ガラスやアクリル板に触れないように保護する(変色防止)
・作品の見栄えをよくする
・作品のサイズを額に合うように調整する
上の画像の場合、作品サイズはA4で、額のサイズは太子サイズ(A4より一回り大きいサイズ)です。
額の中を裏からみた画像です。作品とマットはズレないようにアーチストテープで留めています。(セロテープやマスキングテープは経年で作品を傷めるそうなので専用のものを使っています)
作品とマットは5mm以上は重なるようにすると良いと思います。
マットにはたくさんの種類があります。私の場合、額以上に悩むのがマット選びです。
ウェブで買う場合はサイトに一覧が載っていたり、小さくカットしたマットサンプルを送ってくれる所もあります。
真ん中のくり抜いた所を「中抜き」といいます。マットの材質だけでなく中抜きのサイズや形も様々です。
四角以外の形にくり抜いた変形タイプや、くり抜きを利用して装飾を施してあるものもあります。
また画像のように中抜きの縁に色が付いているものや、サイズや色の違うマットを重ねたダブルマットもあります。
こちらはマットだけを変えた画像です。ほんの少しのマットの違いでも絵が違う印象に見えますよね。
この絵はファンタジーな絵なので面金が付いている右のマットを採用しました。
・紐を付ける場合
壁掛けの場合は裏に紐を付けます。
紐はかた結びして結び目を中央からずらすと壁掛けする時に邪魔にならずにバランが取りやすくなります。
紐を通す金具がない場合は「三角吊りカン」を購入すると自分で付けられます。
・おわりに
ということで、今回は額装についてお話しました。
額を選ぶ時は「作品をもっと素敵に着飾ってあげたい!」という気持ちで選んでいます。選んだ額が作品にぴったりハマった時は、素敵なドレスを着て特別なメイクを施したような、なんとも言えない高揚感があります。
作品の魅力をより引き立ててくれる額装、これからも楽しんでいきたいです!
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