ピカソの気配を感じて 〜パリひとり旅 #12〜
パリで一番好きな美術館と聞かれたら迷わずピカソ美術館と答えるでしょう。
ピカソのそものは大好きな画家というわけではありませんが、ピカソ美術館の建築様式や、内装、空気感などがどれをとってもツボにハマるのです。
建物とピカソの作品たちが融合して、美術館まるごとが大作のような。
写真は2年前に娘たちと訪れたときのものです。
中に入ると中央に大きな階段が。一つの邸宅のようになっていて、部屋のあちこちにさり気なく作品が飾られているのです。
二階の床も好きな理由の一つ。この柄の床はよく絵画の中でも描かれていませんか?
最上階は屋根裏部屋のよう。隠れ家のような小部屋もあったりして、本当にどなたかのお家を見学しているような。
そして地下にはピカソの映像もたくさん上映されており、昔の展示会の様子など、本当にピカソがまだ生きていて、その息づかいとともに、今にもまた新しい作品を創り上げるのではないか、そんな感覚になります。
子供達もすっかりリラックスして作品に溶け込みます。
中庭が見える場所にはカフェも併設されていて、美術館をそとから眺めながらお茶ができます。
誰かのお宅を訪問する感覚、といえば、オランダはハーグにある、『真珠の耳飾りの少女』を所属していることでも有名な、マウリッツハイス美術館でも感じました。こじんまりとした美術館の中に自分も包含し、その世界の一部になるような、そんな感覚を、味わえる気がするのです。
そしてマレ地区はユダヤ人街でもあり、名物のファラフェルも頂くことができます。ひよこ豆のペーストをあげたものや、揚げなす、たくさんの野菜がたっぷりと入ったサンドイッチが最高なんです!
一人で食べきれないほど、溢れんばかりの具が入っています。こちらも是非ピカソ美術館にきたら試して欲しい一品ですよ。
『好き』を仕事にするために、始動し始めました。まだまだ卵にもなりかけてない構想ですが、徐々にnoteでも公開して行きます!