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【3Dお披露目ライブ】番狂わせ【#百瀬ヒバナ3D】個人的レポ

この文章は2022年6月25日16時よりYouTube配信された
【3Dお披露目ライブ】番狂わせ【#百瀬ヒバナ3D

こちらのライブレポ
雰囲気だったりそもそもこの人だれやねんってところも少し触れたので、さらっと読み進めていただければありがたい。

最初に書くことではないのかもしれないけど、僕自身最後の投稿が昨年の10月ということに驚きと恐ろしさを覚えている。 
時間が過ぎるのは早いもので、危うく1年放置するところだった。

以上のような状況なので文章の読みにくさについてはご容赦いただきたい。リハビリみたいなものなんだ。
あと堅い文章を書く気になれないのでちょっと砕けた文章になる。許して。

百瀬ヒバナとは

普段はヒバナさんって呼んでいるからなんとなく気まずい。
百瀬ヒバナは現在YouTubeで主に活動しているアーティスト、VSinger(VTuber)だ。
活動期間はザックリ2年。ゲーム配信なんかもまれに行うが主な配信枠は「歌枠」
深夜に配信をすることが多い。
オリジナル曲も出していて、一部はコスタリカで人気になった。なぜかは知らない。本人でさえ困惑していた。

その歌声は力強くもメロウ。バラードからロックまでそつなくこなす実力派シンガーだ。
ちなみに一人称は「わっち」、二人称は「貴様」。言語感覚がここだけ江戸時代なんだけど、びっくりしないでね、敬称としての「貴様」だよ。
そんなわっちの力強い歌声を支えるその声量はしばしば防音室を貫通するし、視聴者の鼓膜は存分に痛めつけられる。注意が必要だ。

今回のライブについて

3D化&3Dライブを開催するにあたって、昨年クラウドファンディングを行っており、今回のライブはクラウドファンディングを経たその成果ともいえるライブだった。
公演時間は1時間。同時接続者数は600名を越え、高評価数も900を越える(2022年6月26日時点)ライブ配信だった。

本記事はそんな3Dライブについて、その時の様子や個人的な感想やら何やらを書き連ねていくので、ほんの少し興味を持っていただけたらありがたい。

布教? そうだよ いいからチャンネル登録しろよ。

ライブ本編

開始前

今回のライブは16時開演であったが、配信開始は15時30分。開演までの30分間は交友のある関係者によるメッセージムービーが流されていた。
動画開始直後だと待機画面がしばらく流れているだけなので、視聴の際はシークバーで時間を調節して欲しい。

ライブ開始

16時ちょうど。まずはコミックムービーによるOPが始まった。

およそ2分30秒のムービーだった

内容は、今この瞬間(ライブ)に向けた、今ここに至るまでの彼女自身を凝縮したストーリー。
ムービーが終わり、少しばかり暗転した後、歌唱が始まった。

1曲目「斜陽」(オリジナル)

1曲目は「斜陽」
彼女のオリジナルソングであり、発表されている中では唯一のバラードソングだ。
バラードとはいうものの彼女の力強さが十二分に発揮されている楽曲だ。なお、コスタリカで人気になったのはこれ(たしか)。

ありとあらゆるライバーにいえると思うのだけれど、3Dモデルを得てライブ配信を行うというのは一つの大きな目標だろうし、それはリスナーとしてもそう。
そういった思いもあってか僕はどうしても3Dの姿を見ると「ヴァア?!動いてる?!」と汚い声が漏れる。今回もそうだった。

暗転が開けた直後
ステージの様子

スクリーンをバックにステージの真ん中に立つスタイル。ZEPP等のライブハウスを思わせるライブらしい演出だった。

わずかばかり上擦った音程でありながらも丁寧に歌い上げる様子は、こちらにもその緊張感が伝わるようだった。
ピアノの旋律に合わせて、音程をなぞるだけが歌ではないと思わせるように、丁寧に丁寧にAメロを歌い上げていく。

Aメロは最初ピアノだけだが、程なくして打ち込みのドラムが入る。淡々と8ビートを刻み続けるドラムに対し歌、ピアノというシンプルな構成のまま、少し抑圧的で暗い印象を与えながらAメロが進行する。
サビ前になると電子的なドラム音から生ドラム音へと切り替わる。サビへ向けてスイッチが入ったようにシンバルの音が響き、開放的なサビが来る。
サビは拍の表に合わせてシンバルを刻み続けるドラムに、ベースやストリングスが加わり、より叙情的なサビとなる。

ドラムとベースが加わり、より感情のこもる2番を歌い上げ、Cメロからのこれまた魅力的なギターソロを経て大サビを迎える。扇情的な激しさを秘めるように歌い終えた。
気が向いたら耳を澄まして欲しいのだけれど、この楽曲は結構ベースラインが動き回る。揺れ動く感情がそのまま表れているようで個人的にはかなり好きだ。

この楽曲はオリジナルソングでは一番気に入っている曲で、先述のようなどこか抑圧的なところから解放されるサビが心地良い。

原曲はこちら
【オリジナル曲】斜陽【百瀬ヒバナ】

2曲目「果実」(オリジナル)

1曲目に続き次もオリジナルソングだった。
タイトルは「果実」、斜陽に比べて激しいロックナンバーだ。
この楽曲は公式にコールアンドレスポンスが存在する。
「はい!はい!はい!はい!」とのコールに対して同様に「はい!はい!はい!はい!」とレスポンスをする。
それ以外の手拍子などもわかりやすいと思うので是非本編を見て欲しい。
当たり前だが原曲には煽りなどが入っていないので、ライブでしか見られない要素が追加され、非常にライブ映えがする。

はい!はい!はい!はい!

この楽曲の魅力の一つは打ち込みで細かく刻まれているピアノのフレーズだろう。
イントロから詰め込まれるフレーズとアップテンポなリズムが相まって、ライブイベントにおいてはとにかく盛り上がる。

Aメロは斜陽にも通じるが比較的にシンプルな印象だ。ルート弾きを貫くベースにイントロよりも落ち着いたピアノ、その上に歌が重なる。
ドラムの4つ打ちが気持ちいい。サビの盛り上がりを予感させる。

Bメロになるとだんだんと各楽器のフレーズか変化してくる。リズムも裏拍を強調してくるようになるし、フレーズも少し複雑になる。
サビ前に一瞬ピアノと歌だけになる瞬間があり、そこからサビへと向かっていく。

サビはアップテンポな縦ノリ。ヒバナさんのファルセットがよく伸びる。
この頃には先ほどのような上擦った印象は減り、むしろ「喉からCD音源」みたいな状態になってきた。
サビ終わりにはまた「はい!はい!はい!はい!」のコールアンドレスポンス。
この調子が続いたまま2番へ続く、1番に比べて激しさは増したままだ。

キレのあるリズムとピアノが響く中最後のコールアンドレスポンス。
盛り上がりは最高潮のまま演奏が終了する。

これはよく見なくても分かるけど、楽曲ごとに振り付けを用意している。
この後もしっかりと振り付けをした楽曲が続くのでそこも要確認。

原曲はこちら
【オリジナル曲/フルMV】果実【百瀬ヒバナ】

3曲目「CH4NGE」(Cover)

踊るよ

3曲目はGiga作の「CH4NGE (feat. 可不)」のカバーだ。
オリジナル2曲に対しこちらはより電子音が心地よく響くダンスミュージックであり、今年3月に自身がカバー動画をアップした楽曲でもある。

深く沈むビートに軽快なテンポで紡ぐリリック、サビは思わずジャンプしたくなるようなミドルテンポのダンスナンバーだ。
先ほどとは打って変わって軽やかに歌い上げるボーカルとダンスが視覚的にも楽しい。
カメラワークもそれに合わせて切り替えやズームインアウトを行い曲全体の躍動感を演出するのに一役買っている。

Gigaさんの楽曲だと有名なのは「劣等上等」あたりかと思うが、この楽曲はそれに比べると攻撃的な音色も少なく、テンポも遅い。
ポップさのある楽曲だからこそ先のロックナンバーに比べてセットリストの中でメリハリがつけやすく見ていて軽快で楽しい。

この楽曲は前後にMCを挟み披露されたが、ライブイベント全体の中でのアクセントというかスパイスとしては非常に有効に作用したと思う。アップされているカバー曲の中でも人気が高い楽曲であるためリスナーでも喜ぶ声は多かった。

カバー動画はこちら
【歌ってみた】CH4NGE【百瀬ヒバナ cover】

4曲目「チキチキバンバン」(ダンスのみ)

歌じゃないんかい

次は、なんというかTwitterで大人気、踊ってみたも大人気、みんな大好きチキチキバンバン。
踊って欲しいという要望に応え踊ってみたようだ。

上手だった。

あと先ほどCH4NGEをアクセントだとかスパイスとかいったけど、それは多分こちらの方だった。

楽しそうでなにより


5曲目「阿修羅ちゃん」(Cover)

歌い出しのココ良くない?

MCとしばしの調整を経てライブは進行、次に来たのはAdo「阿修羅ちゃん」のカバーだ。

こちらはカバー動画を上げているのではなく、普段行う歌枠の中で定番となっている楽曲だ。
サビの「逃げるえすけいぷえすけいぷえすけいぷ(中略)アンダスタン アンダスタン どーどー閻魔様さえ喰らって」の部分で「アンダスタン」のコールアンドレスポンスが発生する。
まぁ「アンダスタン」というよりは「あんだすたーん」ってレスポンスだが。

原曲同様に一発目からの圧が強い。
背景の弾けるような赤い映像がさらにその印象を強める。
音量としては落ち着いているように聞こえるもののバックの演奏のように気持ちをかき立てるような疾走感を持ってAメロが進んでいく。

BメロはAメロの印象をさらに加速させサビ前のキメがバシッと決まってからサビへと突入する。
コメント欄を見てもらえれば分かるように阿修羅ちゃんのサビは非常に盛り上がる。原曲のエネルギーを余すところなく表現できてこその盛り上がりだろう。

盛り上がり方は自由

この楽曲は特に最初と最後の「ねえ、あんたわかっちゃいない」の部分と「ねえ、ギャーギャー言っちゃって 頭を垂れないで」の部分でヒバナさんの本領発揮されるのでそこも是非聴いて欲しい。

「これPAミスると音割れるんよなぁ」って気持ちになる。

6曲目「I beg you」(Cover)

Fate3部作主題歌のうちの1曲

ここに来てガツンと雰囲気とテンポが落ち着く選曲。Aimerによる「I beg you」のカバーだ。
こちらも阿修羅ちゃん同様にカバー動画は制作しておらず、歌枠配信の中で披露し、かつ人気の高い楽曲となっている。
この楽曲に限らずFate3部作の主題歌である「花の唄 / I beg you / 春はゆく」の3曲は配信内での人気が非常に高い。
自他共に「梶浦由記さんの楽曲との相性が良い」と謳っているせいだろうか。ちなみに僕も相性いいと思う。好き。

この楽曲はボーカルの「哀れみをください」というフレーズの後に演奏が始まる。
ここのつかみが非常によくて、あれだけのロックナンバーの後でも一気にこの空気感の中へ引きずり込んでもらえる。

ストリングスが醸し出す少し禍々しい空気の中に伸びやかな歌声が響く。
語りかけるようなささやきから芯のあるファルセットまで変幻自在だ。

余談だが、この楽曲は過去に僕自身がAimerさんのライブで「新曲」として初披露された時の演奏と歌唱を聴いている。
うねりのある、しかもハネ感のあるベースラインの中でその隙間を縫うように歌い上げるしなやかな歌声を今でも記憶している。
そして今回のライブにおいても同様な印象を持った。非常にしなやかで伸びのある歌声がキレイだった。

7曲目「螺旋」(Cover)

タイトルどーん

お次は、こちらもAdo歌唱による楽曲「蝸旋 / jon-YAKITORY feat. Ado」のカバーだ。
原曲では楽曲全体を通して「がなり」を多用しており、ヒリつきのあるアウトローな響きが特徴で非常に印象的だ。
こちらはカバー動画を発表しており、再生数ベースでいえば自身のカバー動画の中では最も人気が高い楽曲となっている。

I beg youから間髪を入れずに螺旋が始まる。
この楽曲もボーカルの歌い出しで曲が始まるわけだが、I beg youの妖しさから、一気に悲しみを込めるような転換が印象的だった。

ここから少し個人的な話になるのだけれど、あらゆる人は歌にせよ演奏にせよ「コピー」ではなく「カバー」を作って欲しいと思うし、作るように心がけている。
自分なりの解釈や表現を加えて発表しないといけないような気がなんとなくしている。

といった感覚を持ち合わせているのだがそれを踏まえても特にこの螺旋の表現は素晴らしいと思う。
以前Twitterには書いたのだが、この楽曲の象徴的な歌詞として「お前らのせいだ」があると思う。原曲を聴いた時の印象としては私という人物が「お前」の胸ぐらをつかんで「お前らのせいだ」と叫んでいるような印象を受けた。
それに対してヒバナさんはそこまでの至近距離というよりは向かいのホームにいる「お前」に対して線路を挟んで「お前らのせいだ」と叫んでいるように聞こえる。

激情を伴った攻撃的な原曲に対して、その激情を抑えつつも強烈な切実さをもって遠くへ声を飛ばすようなカバー。
どのような印象を持つかは人それぞれだが、僕はこのカバーがとても好きだ。

カバー動画はこちら
【歌ってみた】蝸旋 (feat. Ado)【百瀬ヒバナ】

8曲目「烈火」(オリジナル)※新曲

待望の新曲

今回のライブにて初公開となった新曲の「烈火」
これは草野華余子さんから提供を受けた楽曲だ。
「誰……?」ていう人がいるかもしれないが、アニメ鬼滅の刃の主題歌「紅蓮華」の作者だと言えば分かっていただけるだろうか。

楽曲のインパクトもそうだが映像での歌詞の演出もインパクトがある。
曲の進行に合わせて歌詞がリアルタイム表示、かつフローティング表示されているのだ。
リアルタイムでこういった表現を行うアーティストはいるが(サカナクションとかamazarashiとか)、なんというか、こういった3Dライブとの親和性は、こちらはこちらで非常に高いように感じた。

さて曲にもどるのだが、とにかく熱量というか圧がすごい。第1音目からギアが上がりまくるようなテンション感がある。
アップテンポなハードロックといった印象で、歪んだギターの音がこれでもかとアツい楽曲であると教えてくれるようだ。
音色はそこまで多くない印象だが、ノイズや和楽器、コーラスを要所要所で使用しており、表情豊かな楽曲となっている。

激しさのある楽曲だが、何かを壊しかねないような攻撃的なスタイルではなく、自らが激しく燃え上がっていることを見せつけるような熱気がある。赤い背景色が本当によく似合う楽曲だ。

サビの部分ではその激しさをそのままに「揺れる陽炎 命枯れども」から始まるコーラスが挿入される。
一言で言えば「エモさ」が増す。あとこういうの個人的にめっちゃ好き。

この楽曲は一つのテーマとして「名刺」のような楽曲にするというものがあったそうだ(多分)。
確かに「はじめましてこんにちは、百瀬ヒバナです」といってこの曲を差し出せば非常に良い名刺となるだろう。

なんかアニメのOPぽいし

多分最終話の特殊EDで使われるようなやつだよねこれ

9曲目「不死鳥」(オリジナル)

最後の曲

ついに最後の曲となった。最後は自身のオリジナル曲のうち一番最初に発表した「不死鳥」だ。
既発3曲の中で言えば斜陽よりも果実に近いロックナンバー。こちらもコールアンドレスポンス、というよりは独特なノリが存在する。
サビ頭の「かりそめ」や「喰らいつけ」の部分でコメント(声援)を投下する。
ただ、なんでかは知らないけど「カリソメー」みたいになる。それは実際に見てもらえれば分かる。

こうなる


激しさもあるのだが、元気や前向きという表現も似合うこの曲。
終始疾走感と適度な重さがあり聴いていてテンションが上がる。
随所でギターとベースのキメが合っているため間延びするような印象がなく歯切れの良いサウンドになっている。

またサビのロングトーンから続くギターソロ、Cメロへの繋ぎがバサリと切り込むように入るので、バッキングのギターと縦のリズムが揃い、こちらも歯切れの良い疾走感に寄与している。

Cメロはギターのストロークが印象的に鳴ってからドロップ、ラスサビの迫力をより強調してくれる。
ラスサビのエネルギーはまさに不死鳥を思わせるようにエネルギッシュ。
ライブのラストとしても迫力あるラストを迎えることが出来た。

原曲はこちら
【オリジナル曲/フルMV】不死鳥【百瀬ヒバナ】

おさらばえ~(終わりに)

おさらばえ~

久しぶりの長文疲れた。うっかり10000字くらい書けないかなぁと思っていたのだが、後半の語彙力が死滅した関係で7000字程度しか書けず、大分少なくなってしまった。

個人的に頑張って書いてみたのだがいかがだっただろうか。というよりここまで読み進めてくださってありがとう。
僕が推しているこの方について少しでも印象に残ったり、少しでも配信を見てみようという気持ちになったりしていたらありがたい。

僕が彼女を知ったのは昨年の夏頃、コメントもして積極的にファンとして活動したのは冬頃。
その頃は3000人だー!4000人耐久だー!!なんて言っていたのに今となっては6000人だ。なにか大きくバズったわけでもないのにこれは早いと思う。今年中に10000人、あるいはそれ以上を目指しているそうなので、改めてチャンネル登録をお願いしたい。
ほら、これだよ


ちなみに勢いで書き上げた記事なのでもしかしたら追記をするかもしれない。
誤字脱字も沢山あるかもしれない。もし見つけてしまった場合はこっそり教えて欲しい。

それでは改めて3Dライブの開催、無事終演を祝うと共に






チャンネル登録を乞う


僕からは以上

おさらばえ~


こんな感じでつらつらと書いていきます。 どれも投げ銭制の記事なのでなるほどと思っていただければ購入したりサポートしていただけると幸いです。 サポートしていただいた分は書籍などのインプット代として使わせていただきます。