マスコミが当初「統一教会」の名前を伏せたのは真っ当な報道機関だから

当初は匿名報道のテレビが「統一教会」を厳しく報道し始めたワケ(FRIDAYデジタル)

何が言いたいのかサッパリと分からない記事。

新聞、テレビが「統一教会」の実名報道を控えたのは、その時点では警察のリーク情報だけで、裏付けがなかったからだ。理由はそれだけしかない。

安倍元首相が銃撃され死亡したのは、7月8日の金曜日。その直後から記者たちは奈良県警に情報収集を始め、当然「統一教会」の名前を聞き出していた。しかし報道では「某宗教団体」となった。なぜなら、間に土曜、日曜日が入っていたため、当事者である統一教会に事実確認ができなかったからである。

「警察情報を裏付けも取らずに垂れ流す」ことが正しいのであれば、松本サリン事件のKさんのケースと同じになる。そんな報道が許されないのは、相手が数々の問題を起こしてきた宗教団体でも同じことだ。そして、おそらく100社以上ものマスコミから一斉に取材申し込みが殺到したため、週が明けた翌月曜日に統一教会が会見して事実確認が済み、そこで実名報道に切り替えたということだ。

新聞、テレビの報道の手順に何らの疑問も問題もない。むしろ「報道機関として当たり前のことをした」だけである。当事者に確認もせずに、一方的に統一教会の名前を出した現代ビジネスこそが、基礎的な報道の手続きを逸脱したということだ。

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