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これから来てほしいサービスを妄想してみる:その2

はじめに

その1の続きです、コンテンツ配信の深化、その先にあるものってなんなのか。あくまでそうなったらいいなあという妄想です。
予測とかじゃないです。

コンテンツ配信の深化

現状はサブスクリプション課金の使い放題サービスが主流になっていて、個別課金という考え方がなくなってきています。これは一重に電子コンテンツの特性によるものだと思います。電子コンテンツはお金を払って所有しても、それを再販することはできません。利用する権利を買うだけであって、データ自体は権利者のものだからです。リアルコンテンツは転売できるのにね。ホント謎。

つまり、電子コンテンツを個別に購入して所有する価値はあまりなく、それならストリーミングで大量のコンテンツを自由に使える権利にお金を払ったほうがお得、というわけ。ストレージも圧迫しないし。

更に配信プラットフォーマーは利用者のニーズをデータから察知して、刺さるコンテンツを独自に制作し始めています。といってもNetflixくらいか。

そんな状況のコンテンツ配信の今後を妄想してみた。

まず、前ふと思ったのが電子コンテンツも転売できるようにブロックチェーンで管理されたものが出てくるかも?という妄想。転売可な電子コンテンツ配信が実現したら、メルカリに電子コンテンツが並ぶかも?

でも、わざわざ業者が売上落とすような施策に力を入れるとは思えないですね。電子コンテンツのネット販売も当初はそういうマイナス印象のせいでなかなか主流になれませんでしたし。
もし、あるとしたらEUとかが法的に購入者の権利として電子コンテンツの転売を認めるみたいな流れになったら、渋々そういうことをするのでは、という流れですかね。

あと、コンテンツ制作側の話なのですが、制作者がAIと壁打ちしながらエンタメ性の高いコンテンツを作っていくような状況が訪れるのでは、という妄想。
AIはプロダクトの利用ログで常にモデルを更新しており、人気の出そうなコンテンツの候補を提示してくれる。作者がそれをアレンジしながらコンテンツを作っていくみたいな。そういう制作者向けのプラットフォームが出てくるかもですね。カクヨムの進化版みたいな。Spotifyとかも制作者向けの機能搭載するかも。
プラットフォームの勝ち筋が「人気コンテンツの育成・囲い込み」であるなら、制作者向けにいろんな機能を提供する流れは自然だと思います。とはいえそんなに大作がポンポン出てくることはないと思いますが。

コンテンツ制作にかかった費用をペイするのは今はブルーレイではなく、イベントの販促品と配信プラットフォームの売上と言われてます。特にアニメなんかは。
ただ、リアルイベントだとファンプールを形成するのは困難なんじゃないかなと思います。データ化するのが難しいので。毎回来る人の顔は覚えちゃうかもですが。
源泉かけ流しの集客は費用を垂れ流してしまうので、ファンの囲い込みは必須。現状だと有料会員向けコンテンツ配信で囲い込みを図るケースが多いですが、配信プラットフォームの月額費用と大差ないのに、限定コンテンツしか見れないのではよっぽど好きなコンテンツ以外は課金しないと思います。

そういった課題の解消にVRイベントという答えがある気がします。アクセスした人の情報とつなぎ合わせて、コンテンツとイベント一気通貫でユーザー行動が見えるようになるのかなと思っていて、ユーザーを無理に囲い込まなくてもよくなり、ファン化マーケティングがしやすくなると思います。

現在、新型コロナの影響でVRイベが盛り上がりを見せていますが、上記のような意味でもVRイベがかなり盛り上がってくるんじゃないかなと思います。
ただ、まだまだデバイス障壁があるので、新時代のウェアラブルデバイスが待たれるなあと思います。

終わりに

うう、もう1500字超えてしまった。ツール化するサービスの深化はその3に回そう。まとめると、
・ブロックチェーンで転売可能な電子コンテンツの出現
・AIを利用したコンテンツ制作をプラットフォームが推進
・VRイベとコンテンツ利用者をデータでつないだファン化マーケティング
という妄想をしました。

なんか他にも妄想したいことがあったと思うので、後で書き足そう。

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