見出し画像

【ラッシュデュエル】植物軸マキシマム解説【新型】

 こんにちは、タロウ@です。

 前回の植物デッキをお読みいただいた皆様、ありがとうございます。植物デッキの最新の情報が分かりますので、是非ご一読いただけると幸いです。

【ラッシュデュエル】最新型植物デッキ解説【ガーランド不採用】|タロウ@ @crazy_Pooo4649 #note https://note.com/yuki0319/n/nfa3511fc6ad0


 さて、今回のデッキは、前回とは反対に「攻めの植物デッキ」がコンセプトとなっています。

 前回の記事について、「LOデッキ強い」「植物デッキはやっぱりLOか」などの感想をいただき、「守りだけが植物デッキの強みではない」ということを伝えたく、今回の記事を執筆することにしました。


 植物軸にする最大のメリット「マキシマム系統の中で、最も受けが固いこと」だと考えています。この点が、他のマキシマム系統との差別化要因です。

 「花牙縫い」「花牙舞戻り」といった罠カードで相手の攻撃を受けつつ、「ダイナーミクス」で相手の盤面をとりながら積極的に攻撃するという、まさに「攻守万能」なデッキです。

 植物族の可能性をこれらの記事で、一人でも多くの方に伝えることができれば幸いです。


 今回の記事は全3部構成となります。



1.デッキレシピ

2.各カード解説

3.最後に




1.デッキレシピ

 今回解説するデッキレシピです。




2.各カード解説

採用カード枚数と採用理由


①モンスター 計26枚

ビーンソルジャー、花牙武者のリンドウ、花牙狼のクロバナ 各3枚

 ヤメルーラのリリース素材&罠カードを発動させるための植物族モンスターその1。このデッキはガトリングがダイナーミクスが破壊されてから、次のダイナーミクスが登場するまでのサブプランとして採用されており、植物族通常モンスターの必要度は比較的低い。罠コストやゲッカとのシナジーを考えて全て通常植物族モンスターにしているが、ここは調整枠といえる。

 私は細かく枚数調整をして、この配分が一番事故が少なくなり安定すると感じたため、この枚数になっている。


花牙美人のゲッカ 3枚

 ヤメルーラのリリース素材&罠カードを発動させるための植物族モンスターその2。前ターンまでに墓地に貯まった、或いは、今ターンに天の加護のコストにした通常モンスターを回収して、ヤメルーラを出しやすくできるため、通常モンスターよりは優先度が高い。植物軸にするなら3投。


花牙シノビガトリング 2枚

 このデッキにおいては、序盤は花牙縫いと合わせて相手の攻撃を防いだり、天の加護のコストとして使用し、ダイナーミクスが除去された後は花牙舞戻りで場に出してカウンターをしかけるといった風に、積極的に召喚する訳ではない。むしろ、序盤に高レベルモンスターが手札に集中する事故を回避するために、2枚に留めている。


魔将ヤメルーラ 3枚

 ダイナーミクスを展開するまでの遅延カード&天の加護の手札コスト。アドバンス召喚を防ぐこのカードは、あらゆるデッキに効果的。3投必須。


大恐竜駕ダイナーミクス(3種) 各3枚

 このデッキの核。植物族カードは全体的にカードパワーが低く、特に攻撃力の無さがボトルネックだったが、マキシマムカードの採用により解消された。

 ダイナーミクスを採用している理由は3つで、①強力な除去耐性により、場もちが非常にいいこと ②毎ターン相手の盤面を全除去し、常に相手の場に3面展開を要求できること ③効果条件の手札コストが植物族デッキに噛み合っていること、である。

 ①について、レベル7以下のモンスターとの戦闘では破壊されないため、環境デッキにおいて、このカードを除去する手段は非常に少ない。「死者への手向け」「ヤメルーラ+10sionMAX」などと、要求値が高い。そのため、環境の大半を占める竜魔など、展開するだけでゲームを優位に進められる。

 また、③について、このデッキにおいて、ダイナーミクスを展開している間は植物族モンスターを墓地におくる手段が天の加護や10sionMAXの手札コストにする等と限られており、その間に相手のサカカゼ、ささやきの妖精などで墓地の植物族モンスターを山札に戻されてしまう可能性がある。そのため、継続的に植物族モンスターを1体墓地におくるために、基本的にはこの効果は毎ターン使用したい。



②魔法カード 計6枚

天の加護 3枚

 主に、序盤はダイナーミクスを揃えるため、ダイナーミクス展開後は10sionMAXや再展開用のダイナーミクス引きにいくために使用する。また、植物族モンスターを墓地に落とせたり、魔法・罠ゾーンに伏せることで相手の攻撃を牽制したり、本命の罠カードを保護する役割も持つ。あらゆる場面で強力なカードであり、3投必須。


10sionMAX 2枚

 ダイナーミクスを展開されると、相手はモンスターを3体裏守備表示で出し続けて、死者への手向けや一気貫通などのカードを引くために時間を稼ごうとする。そこで10sionMAXをダイナーミクス展開後に使用することで、相手の裏守備表示モンスターを貫通してダメージを与えられる。追加効果の1000点バーンも強力。とはいえ、序盤では手札で腐ってしまうため、2枚で抑えている。

 また、このデッキは、他マキシマムモンスターの除去手段がないという非常に悲しい宿命を背負っているが、10sionMAXを付与したダイナーミクスはパワーが3800まで上昇し、3500ラインを超えることができる。マキシマム系統相手にワンチャン作れるという点も大きなポイント。


死者転生(LEGEND) 1枚

 墓地から任意のモンスターを1枚回収できる。主に、天の加護の手札コストにしたり、ヤメルーラのリリース素材として使用したマキシマムカードを回収する。このカードが採用されているかどうかでダイナーミクス展開の安定感が全く違うため、このカードを採用しない理由はない。



③罠カード 計8枚

花牙縫い 3枚   花牙舞戻り 2枚

楽姫の独演 3枚

 罠カードに関しては基本的に前回の記事に詳しくまとまっているため、そちらを参照してしていただきたい。

 植物LOとの違い、罠カードにおける優先度が楽姫の独演>花牙縫い、花牙舞戻り となっているため、地層調査などを採用したい場合は、花牙系罠を減らしてこれらを採用するとよい。

 楽姫の独演に関しては、一気貫通を付与された攻撃からダイナーミクスを守り、場に残すなどの重要な役割があり、また、花牙系罠よりも使用頻度が高いことから、3投必須。


次環境でのダイナーミクスについて


 既に発表されている次弾以降のカードで、マキシマムモンスターに有効なカードが複数ある。特に、以下の2枚については、様々なデッキに採用されることになるだろう。


 エースブレイカーについて、ダイナーミクスの効果を毎ターン使用することで、相手はダイナーミクスを破壊するために、「エースブレイカーのリリース素材2体」「エースブレイカー自身」「エースブレイカーの手札コストとして使用するモンスター2体」の計5体を手札に揃えなければいけなくなる。

 これらを揃えるための要求値は高く、そのためダイナーミクスを場に残しやすいと言える。


 また、レベル7以下のモンスターとの戦闘では破壊されない効果によって、ダイナーミクスが陰陽封陣込みのレベル7以下の攻撃を受けたとしても、場に残すことができる。相手からすると、相当破壊に苦労するだろう。


 以上の2点から、次環境でもマキシマム枠にはダイナーミクスを採用するべきと考える。



3.最後に

 今回で環境で通用する植物デッキについては一通り説明したと思います。

 現在、植物デッキの使用率はとても低く、また、他種族と比べるとサポートカードの登場頻度は少ないといえます。

 (7月24日発売の新弾で新規植物族モンスターが封入)


 しかし、「花牙縫い」などの環境レベルの強力な罠カードを筆頭とした、圧倒的な受け性能の高さは大きな可能性をもっています。

 是非、実際に使用してその面白さや奥深さを体感していただきたいです。


 ここまでお読みくださり、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?