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#32 「すいせんのラッパ」フレームリーディング

国語の学習はずっとフレームリーディングを実践している。
場面を読みだけでなく、全体読みで物語を読んでいく。

文章全体を丸ごと読み、その枠組みをとらえるという考えに立つ。
その上で、具体的な読み方を発問のレベルにまで掘り下げて実践する。

『フレームリーディングでつくる国語の授業」p.12

どんな発問で物語全体に目を向けさせることができるのかがポイント!
その発問を考えるのが教師。

発問のポイント


物語の場合、物語全体を通した発問が必要。

例えば、登場人物に着目して、
「物語に出てくる登場人物は何人ですか?」
という発問をする。物語を最初から最後まで読まないといけない。

また、物語全体で繰り返し行われている行動や会話に着目すると、
「〇〇は何回行われた?」「⬜︎⬜︎と何回言った?」

という発問ができる。
「ぼくは何回、だいじょうぶ だいじょうぶと言いましたか?」
「豆太は何回、爺さまを呼びましたか?」
「大造じいさんは何回、がんと戦いましたか?」
などなど

そして、続けて、その中のベスト1を選んだり、ランキングをつけたりする。
「その中で1番〇〇なのはどれ?どこ?」

which型の発問にも繋がるが、選択肢から選ばせる発問をする。

3年生 「すいせんのラッパ」

すいせんのラッパでフレームリーディングの発問を考える。

この物語で繰り返されているポイントは3つ
・すいせんのラッパが毎場面で鳴っている。
・ありの感想が毎場面にある。
・ちがうカエルが3匹登場する。

このポイントに注目すると、以下のような発問が作られる。
「ラッパの音で一番大きいのはどれ?」
「ありが一番喜んでいるのはどの場面?」
「3匹のカエルの共通点は何か?」

などの発問が浮かんでくる。

どんどんやってみよう!!

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