見出し画像

#34 NITSの自由進度学習のセミナーに参加して<前半>

4月27日(土)にyoutube liveで限定公開されたセミナーに参加しました。まだ午後からもありますが、午前中の学びをアウトプットします。

子どを主語にした個別最適な学び

「単元内自由進度学習」は最近関連する書籍も多数出版されて有名になりつつあります。私は5年前の初任の時に算数で実践しました。その当時はまだ書籍も少なく、下の1冊の本を頼りに実践しました。

自由進度学習はあくまで方法であって、その先には目標や目的があります。
今回のセミナーでは、「子どもを主語にした個別最適な学び」を実現するための方法として紹介されています。
「個別最適な学び」は、「令和の日本型教育」で提唱された学び方です。個を大切にする=子を大切にするということで、教師ではなく、子どもを主語に考える学習スタイルが必要になってきます。

教師の子ども観を転換する

奈須先生が「子どもは有能な学び手である」という子ども観を持つことが大切だと話をされていました。

教師が教えないと学ばない、学べない
ではなく、
学習環境を整えば、子どもは自立的に学んでいく
という見方が必要だと。

この話は、ある本で考えたことに似ているなと思いました。紹介させていただきます。

そもそも「教える」という行為自体を考え直す必要があるのかもしれません。

学力は世界トップレベルだが、自立できていない

2022年のPISAで数学的リテラシー・科学的リテラシー 1位
読解力2位

を獲得した日本。しかし、
学校が休校した時に自立的に学べるか 34位

学力は世界トップレベル。しかし、自立した学び手にはなれていない・・・

後押しするのは、多様性の時代と、ギガ端末の普及

なぜそこまで自由進度学習が普及するようになったのか。
大きく2つの理由が紹介されていました。

1つは、多様を認め合う社会的な背景
特別支援教育の推進やインクルーシブ学習、国際化など、教室にはさまざまな児童がいます。昔より一斉授業で全ての児童に学力の保障が困難な時代が到来しているのでしょうか。

もう1つは、ギガ端末の普及です。
クラウドでさまざまな情報を共有したり、子どもが自分で資料を集めたり情報を検索したりすることが可能となりました。また、学習アプリを利用し、自分の得意・不得意に合わせた、自分のレベルに応じた学習ができるようになりました。

自由進度学習はあくまで方法です。方法が目的化しないように、気をつけながら、今年も実践していきたいと思います!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?