占いは当たるかどうかがすべてじゃない!
占いは、「当たる当たらない」に重点を置かれがちですが、それだけになってしまうと占う方も占われる方も辛くなってしまいます。
では、占いの役割って何でしょう?以下より、占い師として考えを述べていきます。
占いの役割とは?
では、占いの役割って何かというと、私は「自分や他の人を理解するのに役立つツール」だと思うんですよね。(もちろんそれだけではないですが。)
これは占いを学ぶ人にとって、大切な視点なんじゃないかと思います。
占いを当たる、当たらないで考えると「当たらないかも」という不安が出たり、「当たっていると思われるように、占わなきゃ」と変なプレッシャーを感じやすくなりませんか。
でも、占いは自分や他の人の理解に役立てるものという視点があれば、もっと占いの可能性が広がると思います。
あと、経験上、たとえ外れたと(お客様が感じたと)してもリピートしてくれます!つまり、お客様も「当たる・当たらない」を気にしてるけど、深い部分では(本人が気が付いていなくても)「当たる当たらないではないところも求めている」と仮説しています。
具体例を挙げてみましょう。
お客様の中に、お子さんの将来をとても気にしている方がいました。(※プライバシー保護のため、一部フィクションを交えています)
占いに来てくださった当初は、お子さんの性質やどういう未来を進みやすいかを中心に質問されていましたが、だんだん占いを通してお子さんとご自身の性質が違うことに気づいてきたそうです。
そして、最終的にはご自身のやりたいことが見えてきて、お子さんのことだけでなく、自分自身のやりたいことに対するアドバイスが欲しいとリクエストされるように。
お子さんのことだけ気にしていたころより、生き生きとされているのが印象的でした。
このエピソードからはお客様が当たる当たらないではなく、「お子さんの性質に合わせたアプローチ」や「自分がどう進んでいくか」を求めていたことが分かります。
占いをツールとして扱うことのメリット
占いをツールとして扱うことのメリットは次の通りです。
メリット①プレッシャーが軽減する
先ほども書いたとおり、「当てなきゃ」というプレッシャーが軽減するので、自然に占うことができます。
「相談者が自分や周りの人を理解するサポート」というアプローチに代わるので、よりポジティブな視点で占うことが可能です。
メリット②お客様の継続的なサポートにつながる
ツールとして扱うことで、お客様のその後の行動に活かせるアドバイスを伝えられます。
占いといえどもコーチング要素があるため、お客様の成長段階に合わせて占いの依頼が入ってくる可能性が高いでしょう。
まとめ
「当たる当たらないだけじゃないって言うけど、やっぱりお客様は当たることを期待してますよね!?」と思う人もいるかと思います。
でも、大丈夫です。占っていると勝手に当たるんで(!?)
こちらが「当てよう!」と思って占っていなくても、「当たってます。。!すごいですね!」と言われることはよくあります。
それだけ占いは自己理解に役立つツールなのでしょう。
なので、当てる、当てない以上に目の前の相談者さんに対して
「どうしたら相談に来てくれた人の未来が開けるんだろう」
「どうしたら相談に来てくれた人が自分の性質を生かして進めるんだろう」
という視点を大切にして占ってみてくださいね。
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