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【第二新卒・若手SE向け】実績が少ない人でも受かる職務経歴書の作り方~お手本付き~

皆さんこんにちは。
私は新卒で入社した企業で仕事をしながら、わずか1年ちょっとという短い期間で何とかキャリアアップを果たすことができた若手エンジニアです。

早速ですが、転職活動の第一ステップと言えば何が思い浮かぶでしょうか?
そう、転職活動で一番初めに選考されるのは「書類」つまりは「職務経歴書」になります。

いざ転職しようにもこれまでの経歴を振り返ってみると、華やかな経歴がないという人や具体的な数値で語れるような事柄がないなど悩んでいる人は多いと思います。

特にシステムエンジニアは営業職などとは違い、売り上げに直接貢献するような働き方をするのは難しいため、より職務経歴書を作るのが難しいという傾向が顕著に出ます。

私も一年ちょっとという短い職務経歴で転職活動に挑もうとしていた身なので、「何をアピールして良いか分からない」という悩みを抱えていました。

この記事ではそんな過去の私のように、職務経歴が短くてなおかつ具体的な数値で語れるような経歴がないという「第二新卒者・若手」向けに職務経歴書の書き方を紹介していきます。

有名企業でも書類選考通過できるレベルの職務経歴書を作り上げて、まずは転職活動の第一ステップを突破していきましょう。

1.そもそも転職に向けた日ごろの準備について

まずは職務経歴書作成のコツをお話しする前に、そもそも転職活動を成功するための前準備についてお話していきたいと思います。

転職活動ではあなた自身が社会人になってから今日までどういうモチベーションでどんな工夫をしながら日々を過ごしてきたかが問われます。

今回紹介するような受かるための職務経歴書の作成テクニックを用いることも大事ですが、まずは日ごろの自己研鑽といった自分磨きから始めることをおすすめします。

若手は確かにポテンシャル採用と言われており、他の年代よりも転職が成功しやすい傾向にあるのかなとは思います。
だからといっていきなり思い立って転職活動してもそう簡単にうまくいくとは言えません。
そのため、まずは自分自身を客観的に振り返って、転職市場に自分を出してもそれなりに価値のある人材だと思ってもらえるよう自分磨きをすることが大事だと考えています。

本題の前にすぐにでも始められる自分磨きの手段を紹介していきます。

1-1.読書習慣を身に着ける

自分磨きに有効な手段のひとつ目に「読書習慣」が挙げられます。
転職活動の場では頻繁に「日ごろ意識して取り組んでいることはありますか?」や「最近読んだ本はありますか?」といった質問がなされます。

このような質問に対して嘘をつくのもよいかもしれませんが、実際に採用の場ではこういう質問から学習に対する意欲のようなパーソナリティも探られることがあります。そこでアピールするためにも日ごろから読書習慣を身に着けておくことは有効的だと言えます。

基本的にはビジネス本がこの項目に当てはまりますが、決してマニアックなものを読む必要はありませんので、例えば書店などに並んでいる人気の本などから読書を始めてみてもよいかもしれません。

1-2.資格習得に励んでみる

自分磨きに有効な手段として「資格習得」も挙げられます。

上記の読書と同様に、転職活動の場では「自己研鑽として何か取り組んでいることはありますか?」という質問もされます。

私自身資格そのものに意味があるとは思っていない派の人間です。
しかし、資格習得に向けて努力している過程(もしくは努力できる人だとアピールすること)や自分が今後取り組むかもしれない業務に役立たせたいという思いで資格習得に励むことには大きな意味があると思っています。

例えば、エンジニアやコンサルタントという職種は、常に最新の技術情報をキャッチアップすることやお客様の業界知識を蓄積するなど学習熱心さが要求される職種だと考えています。

これはどの業界やどの職種を受けるにしても、学習熱心な人というのはそれだけで好印象に映ります。そのため、自己アピール手段として資格を取得するのも一つの手だと言えます。

最近のトレンドはIT(クラウド)・英語・会計の3つだと言われているので、基本(応用)情報技術者・AWS認定資格・TOEIC・簿記あたりの資格を狙ってみるとよいかもしれません。

1-3.副業や自己学習に取り組む

自分磨きの手段3つ目は「副業・自己学習に取り組んでみる」です。
企業によっては副業が禁止されていて難しいという人もいるかもしれませんが、もし禁止されていなかったらやってみる価値はあるかもしれません。

私自身もこの記事をはじめとしたブログ活動を通じて、文書力・コンテンツ力・SEOの知識・SNSのマネタイズなど様々な方面のスキルを蓄積してきました。

普段の業務ではSEとして活動しているため、上記のようなスキルを直接活かすことはできません。しかし、「答えのない中から工夫して成果を上げる・そのために様々な知識を収集する」というスキルは今の時代ならどこでも重宝されるスキルだと思います。
ぜひ余力があればトライしてみてもいいかもしれません。

また、副業は少し厳しいという方も、例えばプログラミングを自宅で学習してみるなどちょっとした頑張りも第二新卒や若手クラスでは評価されると思います。

1-4.普段の業務で自分なりに工夫を凝らしてみる

自分磨きの手段4つ目は「普段の業務で自分なりに工夫を凝らしてみる」です。
ここまでいくつか手段を挙げてみましたが、結局転職する上で一番大事になってくるのはこれだと思っています。

まずは普段の自分の業務の中で自分なりに工夫できそうなことを見つけて実践してみるといいかもしれません。

例えば、私が社会人一年目にやっていたことをいくつか挙げてみたいと思います。

・エクセルで自分のタスク管理用ツールを作成して使ってみる
・研修のグループワーク系では常に一位を狙い続ける
・マニュアルが整備されていない定型業務系の作業をマニュアル化して配る
・指示がなくても作業日報を作って自分で毎日の作業を振り返る
・必ず期限に余裕を持たせてタスクをこなす⇒他の人のタスクを手伝える体制をとっておく

このようにSEの若手時代は自分で会社の利益に直接貢献できるような成果をあげるのが難しいからこそ、目の前の業務で何か一工夫できることはないかと探して実践してみることが後で大事だと気付きました。

まずは上記で挙げたような自分なりの工夫を凝らして日々の業務に取り組んでみるのがよいと思います。

2.受かるための職務経歴書の作り方

ここからは実際に筆者が企業に提出した職務経歴書を題材に通過率を上げる書き方のコツについて解説していきます。

【書類通過実績】
〇コンサル系
デロイトトーマツコンサルティング(第二新卒)、KPMGコンサルティング(第二新卒)、デロイトトーマツフィナンシャルアドバイザリー、デロイトトーマツサイバー、レイヤーズコンサルティング、日立コンサルティング、EYストラテジー&コンサルティング(IT監査)、フューチャーアーキテクト(第二新卒)
〇システム開発系
NRI(アプリケーションエンジニア)、SHIFT(サービス開発職)、シンプレクス(第二新卒枠)
〇ベンチャー
イグニッションポイント、ノースサンド、ビジョンコンサルティング、スカイライトコンサルティング、INTLOOP、FPTジャパン
〇その他
マクニカ(プリセールス)

※基本的には応募要件を満たしているところはほとんど通過しました

【応募時点でのスペック】
・SIerでSEを経験(金融系担当)
・転職活動開始時点での業務経験は約10か月
・新卒時代にコンサル受験経験なし
・企業規模数千人の大手企業出身
・地方国立理系院卒(非情報系、非旧帝)

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