見出し画像

tarotjournal4 羽生結弦と黄金のタテガミ

水と火のエレメントは大きく括ると”感情”

四大元素の「水」と「火」のエレメントは、大きく括るとどちらも感情を表します。違いは、水が鎮静作用を持ち、火が活性作用を持っていること。

安心・不安、落ち着くなどは水の要素で、やる気・怒り、ワクワクなどは火の要素になります。


タロット「力」のカード:感情と一体化するのか、抑制するのか

タロット、力のカードに描かれているライオンは、これまた大きく括るならば感情を表します。よりプリミティブな感情といっていい。

ライオンを手懐けているのは、私たちの内なる女性性。女性で描かれていることには意味があります。

内なる男性性はこのライオンと対面したならば、必ず戦うことになるので、手懐けることができないのです。

プリミティブな感情=生命力に直結しているので、私たちはこの野獣を殺すことなく、好き放題させるでもなく、親密な関係を築く必要がある。


羽生選手の離婚の決断は、激情なのか冷静なのか

さて、離婚を公表した羽生結弦選手について、いろいろな意見が出ていますね。

具体的なことは言いたくなかったのでしょうが、あれだけ抽象的だと想像が膨らむのが人の常。そして人の口に戸はたてられない。

離婚声明の内容からは、奥さんが家から一歩も出られなかったのかな?ひどいストーカー被害に合っていたのかな?マスコミってひどいね、などの想像を膨らませた人が多かったみたいだけど、何が具体的にあったのかはわからないし、妻側が実際にどう感じているのかが未知なので、別の想像を膨らませることにもなった。

文春が「妻が会社の役員に入っていないのはなぜか」という突撃取材をした翌日に離婚を発表した、という時系列は、これまたいろんな想像を掻き立てます。

え、もしかして一晩で離婚決意したの?みたいな。おそらく伏線があり、その出来事はきっかけに過ぎないのだろうけど、それにしても激情しちゃったのかしらと。

話し合いは本当に十分にされたのだろうか?解決方法探した?一方的に妻に離縁を言い渡したのではない?という疑念がむくむくと出てくるのです……。


おばあちゃんの判断

そして、これまでマスコミの取材には一切応じてこなかった祖母が、今回取材に応えています。

  1. https://news.yahoo.co.jp/articles/070e495736a5abe35241adcb3da9a14564f87332

  2. https://news.yahoo.co.jp/articles/be17335dc1ae5f127b8f0b504ae49f340298d2fb

リンク先、読んでみてね。愛情深く、孫のことも相手のこともおもんぱかっていることが伝わってきます。峻厳さも。

そしてこのインタビューを読んでわかることは、孫と電話で直接話したこと、けれど具体的なことは何もわからないこと、わからない上で、今回の件は羽生結弦が十分に話し合いをせずに妻に別れを告げたのではないかと判断しているらしきこと、自分が何か言える立場ではないがこのようなやり方には賛成できてないということ、などの思いが伺えます。

他にも、「取材を受けないように」とリクエストすることはできても、他者に命令することはできないんだよ、と言ってるようにも感じました。行き過ぎた誹謗に規制は必要だけども、それぞれに考えがあって、それを表現する自由はある。

今回の件で祖母が取材に答えたのは、もう2度と合わないであろう妻とその親族に対して自分の思いを伝えたかったからじゃないのかあと個人的には推測しています。

そしておそらく電話では聞く耳を持たなかった孫へのメッセージでもある。

「もちろん心配しています。でも、それはそれ。向こうにも家族がいるんです。だから、言わなくちゃいけないことは、ビシッと言わなければいけない。『そんな話は通らないよ』って。おじいちゃん、おばあちゃんはそれしか言えません。『孫だけがかわいい』なんてできませんよ」

という言葉に、真剣みを感じます。


己の獅子に向き合う

彼はアイスリンク会場を自分が支配することには世界レベルで長けている。

けれど、他者の感情と深いつながりを持ち、コミュニケーションをとり、困難を一緒に乗り越えていく、自分が場をコントロールしたいという欲望を手放す、といったことは苦手なんだろうなあという感想を祖母のインタビューから感じました。

妻を危険から守りたいという気持ちもあっただろうけど、それよりもフィギア(およびファン)至上主義で、邪魔する存在(婉曲的に妻が今回それになってしまった)をすぐに切るように見えてしまった。

そしてそういうことは一般的には、違和感を感じることです。

タロットで例えるなら、力のカードの内なる獅子とのコミュニケーションに、自らの男性性で対処しようとしている。

人間関係は縁切りできても、感情はそんな簡単なものでもなく、内なるライオンとの関係は切ることができない。

つまり、外側の関係を切ってスッキリした気分になったとしても、目を光らせた野獣はいつか必ずまた牙をむく。

結婚そのものではなく、結婚したらこれまで築いたものが壊れていくんじゃないか、という恐れが人生をのみこむ。


最後に

さて、ここまで書いてあれなんだけども、事情は上に書いたこととはまったく違うかもしれず、見当違いの可能性もあることを示しておきます。

そのときはごめんなさいするね。けれどあえてそれでも書きたかったのです。何かがわたしを駆り立てた。

象徴的なこと、抽象的な文章というのは読んだ側の想像を掻き立てます。意図的に彼がそうしたのかはわからないけど、初めから理由を書かない、もしくは具体的なことも織り込んだ方が誤解は生じにくい。

文春の「妻が会社の役員に入っていないのはなぜか」という取材は、ゴシップ好きなわたしですら「それいる?」という内容だけども、これだって彼が妻に関することを隠そう隠そうとしたからこそ突っ込まれたんじゃないかなって気もします。だからいいとか悪いとかじゃなく。

そして、堂々と日の目を見れず隠される女性の痛みって、集合意識的に(瀬織津姫とか不倫とか)あるんじゃないかなとも思ってます。

妻が一般人でぜったいにバレたくない!という意思表示をしていたのなら別だけども、今回はそこまでじゃないんじゃないかなあ。表に立つ人だったからね。

ちなみに、追いかけ回したり、家の前に張り込んだりとかは反対だよ。マスコミであろうがファンであろうが。



\あなたを読む物語/

宇宙を読む物語


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?