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星座とタロットの関係性については、以前からもっと深い何かあるのでは?とおもっているのだけど、実はいまだによくわかっていません。どなたかそれについて書かれている本や講座でおもしろそうなのあったら教えてね!今日は現時点でのわたしの思うところを書いてみます。占星術については詳しくないので、詳しい方の意見なども聞いてみたいです。



タロットに描かれる星々

タロットは、シリウスと関係が深いと言われています。星のカードに描かれている二重の中心星はシリウスを表しているとも。それから中心星の外を廻っているようにも見える7つの星々はセブンシスターズ:プレアデスの象徴としてみたり、北斗七星として想像を膨らませることもできます。


「星」
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com



そして太陽のカードも、単なる太陽系の惑星ではなく、シリウスとの関連も含めて、恒星としての意味が象徴として強調されているように個人的には感じています。


他にも、マルセイユタロットには占星術で使われる惑星記号の図像がいくつかあります。


その中でも木星記号がやけに目につくのは、シュタイナーのいう地球が将来「木星期」になるということと関係しているのかしら??


「将来、地球が転生する新しい惑星状態は「木星」と呼ばれる。「木星期」にいたると、アストラル体は現在よりも遥かに成熟して、今日のように物質体の敵ではなくなる」

シュタイナー語録88(その6)


また、神の家(一般的には塔と呼ばれるカード)のオーブのような丸いつぶつぶは、特定の星座を表しているいるともいわれています。

神の家



月と太陽

タロットではカードに名前が付けられているように、「月」と「太陽」が強調されています。そのほかはざっくりと「星」というカードで表現されています。先ほどシリウスが出てきたように、タロットの宇宙では太陽系の星をそのまま指しているのではないと考えられます。


いっぽう占星術で扱うのは、主に太陽系の惑星です。月と太陽が特別なのではなく、それぞれが同じくらいの比重で取り扱われているようにおもいます。


わたしはタロット21世界のカードが、人間が肉体を持ったまま到達できる最高の次元だと考えています。これについてはまた別の機会があれば書きますね。



数の原理 「悠久の時間」と「今」

占星術は12のサイン(牡羊座〜魚座)、12のハウスと「12」の数が強調されています。1年は12ヶ月、干支も12年で1サイクル、時計の文字盤が12の数字で成り立つように、時間や暦との関係が深そうです。





大切なことは、時計の円盤からも分かるように、占星術で扱う時間は直線的なものではなく円環構造になっていることでしょう。


また占星術における時の流れは、日常生活の時間とはちがって、26000年サイクルの悠久の時を司る、そんなイメージです。神話の世界、神々の時間。


一方、タロットは基本的に「今」につながっています。過去のことを見ていたとしても、それは「今」こころの中にある情報空間の記憶や情報にアクセスしているに過ぎません。その記憶により引き起こされる情動を今感じています。


未来も同じです。やはりここにも線形時間は存在しません。わたしという個を意識しながら、セルフが持つ全体性へとイメージという象徴を入り口にしてアクセスするのがタロットです。



真理を表す、それぞれの体系

真理を理解するためのツールとして、占星術とタロットは別の体系です。


真理を完璧に一つの体系(言葉)で表現することは不可能です。だから色々な体系があるのだとおもいます。カバラーも、易も、錬金術も、ヌーソロジーもそうだとおもってます。奇跡のコースに関してはわたしは体系ではなく、実践書に分類してます。


占星術とタロットでは四大元素のエレメントの順番も異なるし、関連を調べようとしてもすべてを一致させることは難しいでしょう。けれど、参考にしてそれぞれの体系を深めていくことは可能です。


真理をあらわす一つの体系を極めようとおもったら、それは生涯をかけての学びです。わたしはマルセイユタロットがメインですが、様々な分野の人と交流を深めて語り合いたいです。



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