第18章 ムーニー、ワームテール、パッドフット、プロングズ 3
ルーピンの声のほかに聞こえるものといえば、スキャバーズが怖がってキーキー鳴く声だけだった。
「そのころのわたしの変身ぶりといったら__それは恐ろしいものだった。狼人間になるのはとても苦痛に満ちたことだ。噛むべき対象の人間から引き離され、かわりにわたしは自分を噛み、引っ掻いた。
村人はその騒ぎや叫びを聞いて、とてつもなく荒々しい霊の声だと思った。
ダンブルドアはむしろうわさを煽った……いまでも、もうこの屋敷が静かになって何年もたつのに、村人は近づこうともしない……。
しかし、変