第14章 許されざる呪文 5
「ありゃ、いったいどうしたんだ?」
ネビルとムーディが角を曲がるのを見つめながら、ロンが言った。
「わからないわ」
ハーマイオニーは考えに耽っているようだった。
「だけど大した授業だったよな、な?」
大広間に向かいながら、ロンがハリーに話しかけた。
「フレッドとジョージの言うことは当たってた。ね?あのムーディって、ほんとに、決めてくれるよな?『アバダ ケダブラ』をやったときなんか、あのクモ、コロッと死んだ。あっという間におさらばだ__」
しかし、ハリーの顔を見て、ロンは急に黙