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1社目のエントリー

地域の中堅中小企業と都市部の副業人材を繋ぐ事業を知ったのは、副業に興味のある人向けのコミュニティで発信された情報からでした。それは地域の自治体から委託を受けた企業が主催するWeb上でのマッチングイベントへの参加から始まりました。8つの自治体が日替わりで登壇する形で進行し、各自治体が地元の中堅中小企業3〜7社を選定していることから、約40社のプレゼンを聞くことができました。

プレゼン資料には、地域や会社の情報、会社のやりたいこと等のページに加え、「こんな人に来てほしい」といったページが設定されていました。どんな人材が求められているのか、それぞれの会社のコメントの共通点を具に見てみると、マーケティングに関する記述が多いことに気づきました。単純にマーケティングについて知見がある人と記載している会社も複数ありましたが、圧倒的にWeb上でのEC、SNS運用などを手伝ってほしいというコメントが多くありました。

次いで多かったのが、人事関連。評価制度の構築のほか、採用や人材育成は納得感がありますが、従業員が仕事に「やりがい」が持てるようになるために何をしたらいいか一緒に考えてほしいとした会社が3社あったことは意外でした。次いで、いわゆるNo.2のポジションで社長に伴走してほしいと記載した会社も多くありました。

副業人材に求められているキーワードが分かったものの、マーケティングと人事についてはこれまで携わったことが無く、キャリアを売りにすることはできない分野でした。元々興味のある分野で関連書籍を読んだりはしていたので、ベースとなるフレームワークなどの知識固めのために、オンライン研修では当面それらに絞って受講するようになりました。

この事業はキックオフイベントのあと、気になった企業に対する提案書の提出、マッチングイベント(Webもしくは現地での面談)と進む予定でした。一方で、並行して応募していた副業についても話が進み、なんと採用が決まったことから、こちらは提案書を出す手前で辞退することになりました。目標としていた2023年中での副業スタートは、10月後半に業務委託契約を締結したことでなんとか達成。内容は食関係のマーケティング支援だったことから、改めてこの分野は中小企業のニーズが強いことを認識することになりました。

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