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副業開始と開業届

順調に副業はスタートすることができ、支援先の経営者とも早い段階で良い関係性を築けたと思います。支援先は食品関連の製造小売業であり、最初の2ヶ月で経営者一押しのアイテムの拡販について色々とアイデア出しを行いながら、競合店リサーチや出店候補地の実地調査、認知度向上のためのイベント主催者への営業も行いました。足りない知識を補いがらの伴走ですが、とても楽しいし自らの成長も感じられるいい機会となっています。本業の会社へ提出した「副業をする理由」のうちの一つ、自己のスキルアップは本当にできるなと確信しました。ただ、自治体の単年度の施策のため支援期間が比較的短く、中長期的なブランド戦略や事業のスケールについて構想はあるものの手掛けることができないのは残念でした。短期施策として営業をかけていたスポーツイベントも支援期間後に開催日があることから、設定された支援期間後についてもサポートを続けられると良いなと考えています。

さて、副業をスタートし、12月下旬には少額ですが初の報酬を得ることになりました。そうすると、税金関係の対応はどうしたら良いのかが気になります。副業からの年間所得が20万円以下の場合は確定申告が不要らしいということは、何かの記事を読んで知っていました。でも、どういう仕組みなのか詳細はわからないので、年末の休暇を利用してざっと調べてみることにしました。「ざっと」というのは、ふるさと納税による寄付控除や医療費控除を申告するため、毎年確定申告は提出しているので、副業の報酬や経費については併せて申告すれば良いのだろうなと思っていたからです。

副業と確定申告について調べ始めてすぐに、「開業届」なるものを税務署に提出する必要があることに気づきました。それも所得税法で開業後1ヶ月以内の提出が義務付けられていると!?。副業で業務委託契約を締結したのは10月下旬でしたので、もう1ヶ月は経過しています。少し焦りましたが、罰則規定がないため提出が遅れることで怒られることは無いという記事を見つけ一安心。実際は開業届を出さずにフリーランスで活動している方も居るようですが、将来の会社経営の第一歩として副業をしっかりやっていくという決意も込めて、開業届を出すことにしました。

初年度はまだ通年での収入は決まっていないこともあり、白色申告で行くことにしました。利用する会計ソフトについてリサーチしたところ、使用料金は弥生会計が白色申告ならずっと無料ということなので、開業届も弥生会計の「かんたん開業届」(こちらも無料)のシステムを利用することにしました。

申請に必須な項目はさほど多くない印象です。職業欄はとりあえずコンサルタント業としました。唯一記入に時間がかかったのが、任意項目の屋号をどうするかでした。副業の名刺も作りたかったし、せっかくなので届け出ておこうとあれこれ考えたのですが、なかなか出てこないものですね。なんとか捻り出して屋号欄に記入して、元旦の朝に税務署のポストに返信用封筒を同封して投函しました。1月6日には税務署から封筒が届き、中を確認すると、文書収受日が12月28日(提出日は1月1日と記入)となっていました。そういうものかなとそこは気にせず、兎にも角にも、いよいよ個人事業主としてスタートしたのだなという実感が湧いてきました。

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