~急に動き始めた就職の話~ たろっさは何故脱サラして家電ライターになったのか?13

あれ、おかしいな。

( ´∀`)バイトから成り上がってやるぜ!

と思ってたんですがいきなり中途採用の話が。
その後、店長さんから本社の電話番号や履歴書の送付先、何か困ったら店長さんの名前を出せば分かるように話を通しておいてくれるとの事。

早速本屋さんに行って履歴書を購入。すぐに言われた場所に送りました。

時は8月の中旬。もう3週間後には卒業が控えていた状態でした。

履歴書を送って2日後、店長から教えてもらっていた電話番号から電話がかかってきます。

本社「はじめまして。本社で人事を担当していますSと言います」

( ´∀`)「はじめまして。よろしくお願いします」

Sさん「履歴書を拝見させていただきました。早速面接を行いたいんですが…

( ´∀`)「えっ」

Sさん「中途採用の枠ということになりますので、実を言うとすぐにでもお会いしたくて…明日札幌の○○店でお話できますか?」

実はその時、卒業の準備のために夏休みではあったんですが函館の自宅に戻っちゃってたんですよね。
わからない方も多いと思うので解説すると、札幌-函館間は300kmあるため、中々移動も大変ですしましてや学生。そうポンポンと移動できる訳ではありません。
札幌の実家に帰省する以外でまず移動はしないんですが、今回は別。

( ´∀`)「わかりました!明日の13時ですね!お伺いさせていただきます!」

電話を切って急いで準備。リクルートスーツに着替えてすぐに駅に向かい、実家に連絡し、すぐさま来た電車に飛び乗りました。

なんか緊張とかそんな事より

( ´∀`)こんなうまい話あるんか?

と思ってた気がします。

その後実家に一泊し、翌日指定された店舗に。

レジの方に声をかけると奥の会議室のような場所に通されました。

少し待つとスーツ姿のお二人が入室。

Sさん「急な話にも関わらず、ご足労いただきありがとうございます」

( ´∀`)「こちらこそ突然ありがとうございます。本日はよろしくお願いします」

隣の方「よろしくお願いします。Sの上司で人事部長をしていますYです

え、いきなり人事部長さん出てきたけど!?

( ´∀`)やべえ、震えてきた

その後、簡単な知能検査的なものと人事部長のYさんと面接。
正直、何を受け答えしたかとかあんまり覚えてないんですよね。
面接とは言いますが、どちらかというと懇談っぽかった感じです。
今までのメーカーヘルパーの実績やうちの店の何に興味を持ったのか、競合他社ではなくなんでうちを選んだのか等聞かれた気がします。
思ったことを正直に答え、検査から面接までおよそ1時間程度で終了。
そのまま店舗を後にし、実家に戻って身支度を整えてまた函館にトンボ返りしました。

正直、私の中で中途採用ってどんな職種でも新卒で入るよりずっと敷居が高くて流石に無理じゃないかなと思っていた部分がありました。

多分、今回もここまではやったけど「それじゃアルバイトから…」と言われるものだと思ってました。

そして次の日。Sさんから電話がかかってきます。

Sさん「昨日はありがとうございました。直接お会いできてよかったです」

( ´∀`)「こちらこそありがとうございました。楽しかったです」

Sさん「それで早速昨日の結果なんですが、最終面接を受けていただきたいんですがどうでしょうか?

( ´∀`)「えっ、それってつまり昨日のは合格ということでしょうか?」

Sさん「合格も何も是非とも一緒に働きたいとこちらとしては考えています。週明けにまた同じお店でお話できますか?」

( ´∀`)「はい、是非ともよろしくお願いします」

ガチャッ

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え、だってバイトでも良いから働きたい!ってお店に電話いれたの5日前の事だよ?

それがもう既に最終面接?

これうまくいけばわずか2週間足らずで就活終了?

いやぁ、世の中タイミングと運ってありますよね。

後々人事部長さんと話す機会があったんですが、人事部長さんもメーカーヘルパー上がりだったそうです。
私を見て昔を思い出したそうな。
そんな縁もラッキーだったのかもしれません。

その後、すぐにまた実家に向かい週明けにまたお店へ。

今度はSさん別のご年配の男性と一緒にやってきました。

あれ、そういえば最終面接って誰とするんだろう。聞いてなかったな。

男性「はじめましてたろっさくん。副社長をしていますNです。」

( ´∀`)うおおお大物きたあああ

というわけで副社長さんと面接を行いました。

細かいことは覚えてないですが、一番印象に残ったやり取りは

副社長「たろっさくんはうちに入ったらどんな販売員になりたいんだい?」

( ´∀`)「はい、日本一の販売員になりたいです」

副社長「具体的には?」

( ´∀`)「売上や販売実績もそうですが、それ以上にお客様誰からも愛され、良い相談相手、パートナーとなりたいです。接客したお客様が笑顔で「このお店を選んでよかった」と心から思ってもらえるように日々努力の出来る販売員こそが日本一だと考えています」

実を言うと全く面接の練習とかそんな事はしていませんでした。

ただ、↑に関しては私がNECのヘルパーで入ったあの日からずっと心に決めていたことです。

お客さんに喜んで欲しい。

自分が選んだ家電がお客さんの生活の役に立って欲しい。

やはりここが原点だったんだと思います。

その後、何度かやり取りをして面接も佳境に差し掛かる中…

副社長「なるほど、たろっさくんの熱意は分かりました。Sくん、この後いつから働いてもらったりとかのスケジュールは?」

Sさん「そうですね、中途でというタイミングから再来月からという段取りで人事は動いてますが…」

副社長「たろっさくんまだ学生だしそれでタイミングが違うだけで中途っておかしくない?新卒扱いにして給料も満額で来週から来てもらおうよ


え何かすごいことに。


Sさん「( ゚д゚ )」


ほらSさんも「何いってんだコイツ…」みたいな顔してんじゃん。


副社長「じゃあそれで決まり!たろっさくん、今後ともよろしくね!」


え、決まったの!?


( ´∀`)「は、はいよろしくお願いします」

Sさん「え、えっとそれじゃあまた連絡しますから!今日はお帰りください!」

その後Sさんスケジュールやら手続きやらなんやら物凄い大変だったらしいです。

ただその甲斐あって8月中旬に店舗に電話をかけてからわずか2週間足らずで就職が決まりました。
自分としてはこんなに早く決まるもんだと思ってなかった+卒業後はちょっとニート期間も欲しいなと思ってたんですが、来月からは社会人だ!頑張ろう!と思いました。

うんまあ来月と言ってもその日が8/30だったので2日しか無かったんだけどね。

こうして異色の経歴のまま、家電量販店の世界へと飛び込んだのです。


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