~うおお家電量販店楽しい~ たろっさは何故脱サラして家電ライターになったのか?14

それから卒業式から一人暮らし引き払いやら内定式やらなんやらでとにかく忙しく過ごしました。
一人暮らしを引き払う時は友人その他大勢の方に手伝ってもらって何とか1日で終了。
今の生活はホントに色んな人に支えられているということを実感しています。

最初の1ヶ月はインターン扱いで社員の業務を叩き込まれました。
メーカーヘルパーは接客して商品説明さえ出来ればOKだったので、色々と勝手が分からず大変だった記憶があります。
商品の荷出しや荷受け、レジの操作、配送の流れやら伝票の作成方法などなど…

( ´∀`)「社員ってなまら大変なんすね」

上司「モノを売るだけが商売じゃないからね」

未だにこのセリフが頭から離れません。

家電だけでなく「お金を払って対価を得るもの」全てに言えることなんじゃないでしょうか。

家電量販店がどうやって動いているのかを知るのと、実際に自分が販売した大型商品がお客さんのお家に届いて生活の一部になるまでの過程をこの辺りから意識するようになりました。

もちろん販売をして利益を得ることは大事です。どんなに綺麗事を言っても現代社会はお金がないと生きていけないですから。
ただそれ以上に「お客さんに喜んでもらう」「お客さんに満足してもらう」という気持ちがとにかく重要なんだと思います。

そうすれば自ずと結果は付いてきます。

法人内でも何度かありがたいことに表彰されたりという機会がありましたが、やはりいちばん大事なのは「いかにお客さんにとって安心できるパートナーに成り得るか」ということなんだろうなと。

そして家電販売員になって数年。異動をきっかけに人生のターニングポイントがやってきます。

職場で知り合った女性とお付き合いをし、結婚へ。
同僚たちは「いや早すぎてビックリしたわ…」との事でした。
知り合って3ヶ月で同棲、8ヶ月で結婚をしました。
オタクにありがちな「生涯独り身なんだろうなあ」という思いでずっといた私が、何故結婚に踏み切ったのかは正直、今でも何でなのか分かりません。笑
お互い本が好きなのとゲームが好きなので、趣味がピッタリとは言わずともどことなく近かったっていうのはあるかもしれません。
家に居ても同じ空間で別々の事をやっていることがほとんどで、自分の生活に他人が干渉してくるというストレスが無いのも要因かもしれません。
とまあそんなこんなで結婚をしたのですが、ここでたろっさ凄いことに気づきます。

( ´∀`)「うわっ…私の貯金なさすぎ…?」

往年の某ネット広告みたいになりましたが、結婚してお財布を共にするようになって改めて実感しました。
今となっては笑い草ですが、マジでそこら辺の大学生とかの方がお金持ってたと思います。
もともと宵越しの銭は持たないといえば聞こえは良いですが、あればあるだけすぐ使ってしまう浪費癖が割と深刻でした。

( ´嫁`)「ほんと貯金が出来ない以外は文句無いんだけど…」

グサーっと来ましたね。

さらにさらに「歳を取ってからだと絶対にやらない」と確信があったため、ローンを組んで一戸建てを購入。

5LDKで友達とか来ても広々遊べるだけの結構大きめの注文住宅を建てました。

「無理しなければ余裕で生きていけるけど、そこまで余裕があるわけじゃない」という典型的な日本人の生活になりました。

ただ、もちろんこの時はだからといってもっと給料の良い仕事に転職を考えたりと言うことは特に無く、一家電販売員として普通に仕事をしていました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?