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9割の人が投資で退場する理由。

この4日間でS&P500は5.6%下落。

今週の米国株式市場はまさにお葬式のような状態でした。

おそらくこの1年の下落相場で積立をやめてしまった人も多かったのではないでしょうか。

9割の人が投資を始めて3年以内に退場する。

投資を始めて3年以内に9割の人が投資をやめてしまうそうです。

それくらい投資って難しいものなんですね。

さて、ここからが本題なのですが、なぜ人は下落相場で株を狼狽売りしてしまうのでしょうか。

自分の過去の経験から理由を考察してみました。

①すぐに儲かると錯覚してしまう。

過去10年間、米国株は好調だったのもあり、株で資産形成をするのは容易いとの認識が自分達に刷り込まれているような気がします。

本来インデックス投資って、5年目くらいからようやくプラスに転じるようなイメージだったと思います。勝間和代さんの本を読んでいても5年間は買い続けるようにと書いてありました。

その本来のイメージがわからないと現状のようなベア相場で気持ちが折れてしまう結果となるのだと思います。

※学び
そもそも投資はすぐに儲かるものではない、ということを認識しましょう。謙虚な気持ちでゆっくりお金持ちになりましょう。

②プロスペクト理論を理解していない。

人は不確実な状況において不合理な判断をしてしまうということをモデル化した行動心理学の理論です。

例えば株式を長期にわたって保有することでリターンを最大化できることが分かっているのに目先の評価損に狼狽し売ってしまう。(人は含み損を抱えるのがストレスとなる性質があるため売却して楽になりたいと思ってしまう。)

また市場がクラッシュし、買い向かわなければならないタイミングなのに所有している金融商品の評価損に狼狽して売ってしまうという不合理な判断を人間はしてしまいます。

※学び
人間は株などのお金に関することになると特に不合理に判断してしまうことが多いということを知ろう。また、金融ショックが起きた場合は皆が不合理な判断を下している買い場だと思い逆に買い向かおう。(買い向かうと将来の大きなリターンにつながる。)

③投資商品のことについて正しく理解する。

どのような金融商品に投資しているのか理解していないと先行きに自信が持てずその商品を売ってしまいたい衝動に駆られます。

特に3倍レバレッジETF関連、レバナス系投資信託は値下がり率が大きいので含み損に耐えられず狼狽売りしやすくなります。

※学び
いつ金融ショックが来ても良いようなポートフォリオにしておきましょう。(レバレッジ系ETFや投資信託は購入しない。買うなら全世界株かVTIなどの1倍の商品。)
なお、レバレッジ系の金融商品は1倍の金融商品に比べて投資効率が良いと思いがちですがそうではありません。1倍の方が投資効率は良いです。なので効率的に増やしたい人は1倍の金融商品を買いましょう。

最後に。

狼狽売りする人間の心理の考察していくことで、以下のことに気付きました。

それは、投資は短期のリターンを得ようと躍起になればなるほど感情的になり狼狽売りをする確率が高くなっていくということです。

なので、あまり短期で結果を求めようとせず、気長に積み立ててゆっくりお金持ちになるようなイメージで投資を続けられれば残りの1割の成功者になれるのです。

今年に引き続き来年も厳しい年になりそうですが、自分も頑張りますので、みなさんも一緒に頑張りましょう!

それではまた。

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