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年始に泊まりにきた孫たち(中盤)

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今度じいちゃんばあちゃんちへお泊りしたら温泉に行きたいと言っていたそうちゃん・はるちゃん。
その温泉、まさか休館なんてことないよね?って調べたところ、まさかの臨時休館日~😱えぇぇぇぇ~💦

どうする~?そうちゃん😮
こうして『そうちゃんばあちゃん会議』が始まりました😊

はるちゃんが聞いたら残念がるかも知れませんが、幸いにも疲れて寝ている間でした。

温泉のことを調べた私は、「そうちゃん、残念なことがあるんよ。そうちゃんが行きたいって言ってた温泉、休館日みたいなんよ」って言いました。
そうちゃんがまだ4歳の頃何度かじいちゃんばあちゃんと行った温泉。今回そうちゃんから、『あの温泉にまた行きたい😊』って言ったのですが、それは『はるちゃんも連れて行ってあげたかったから』も、理由のひとつだったみたいでした。

その温泉へ何度目か行った時ちょうど雨上がりだったんですが、当時のそうちゃんはとにかくバッタがほしくて、そうちゃんと私と夫は温泉の前の芝生で必死にバッタを探しました。でも雨上がりでびしょびしょの芝生にはバッタはいません。それでもそうちゃんのために私は必死で探し続けました。すると、運悪く雨に打たれた(逃げ遅れた)バッタが1匹いたんです!この時ばかりは、絶対に逃がさない!って思ってやっと捕まえてそうちゃんの虫かごに入れてあげました。暫く遊んで逃がしてあげたんですが、私にはバッタの思い出がある温泉です。

でも、そうちゃんの思い出はちょっと違っていて、あの温泉のお風呂上りに飲んだヨーグルトの味がおいしくて忘れられないからもう一度飲みたいって言うのです・・・4年の歳月を経ても忘れられない味。なんだかその時の思い出が愛おしくて、夫も私も絶対に連れて行く!と思いました。

それが、まさかの休館日です🥹

そうちゃんが、「ばあちゃん、休館日なら仕方ないけど、他に温泉あるかな」って言います。(あれ?わりと切り替えが早い🤣)

はるちゃんが以前、じいちゃんと初めて近くのスーパー銭湯へ行った時、とっても楽しかったみたいでそれ以来、またじいちゃんと温泉行きたいって家でずっと言っていたそうなので、今回の温泉行きは、自分の忘れられない味に会うためと、はるちゃんの夢を叶えてあげたい、2つの想いがあったみたいです。

これは何としても連れて行ってあげなければ!って思った私はいろいろ検索して、そうちゃんと相談しました。例えば近くの温泉に行くことにして、どこかへ遊びに行って帰りに寄るとか?

そうちゃんははるちゃんに、『小さい頃、温泉に高速道路で行った』と話してあげたと言います。だから高速道路で行く温泉がいいと言うのです。

そうか、それなら遠い所の温泉を探さないと、と思っていくつか候補を上げたのですが、いわゆるスーパー銭湯がほとんどで、そうちゃんの思い出の温泉みたいなところではありません。

でも諦めずに探したり思い出したりしていると、あ!あった!あそこの温泉ならどうかな。

そうちゃんも一度だけじいちゃんと行った温泉です。説明をすると、そうちゃんも思い出してくれて、そこならはるちゃんも喜ぶと思うと言ってくれました。よかった~😂

こうして、まさかの休館日から、『はるちゃんも喜ぶと思う』温泉へ行くための、そうちゃんばあちゃん会議は終わりました。

少しするとはるちゃんが起きてきました。

何も知らないはるちゃんは、明日行く温泉が兄ちゃんが話してくれた温泉と思っています。

そうちゃんも私も本当のことは、はるちゃんには話しませんでした。

はるちゃんが楽しかったらいいし、そうちゃんの思い出の味に会えなくても、また次回、思い出の味に会いに行く計画を立てようと思いました。

次の日もいい天気で、私の運転で温泉へ行きました。

ラゲッジルームは、そうちゃんはるちゃんのお泊り用のバッグに、はるちゃんのリュック、ぬいぐるみが5体、(2体はそうちゃんとはるちゃんが抱っこして行きます😊)それからそうちゃんが空き箱がほしいと言ったので、ばあちゃんちに集めてあったのを乗せて、念のためにクーラーボックスも乗せたので結構いっぱいになりました。空き箱は温泉の帰りに、ふたりを家に送る時まで乗せたままです(笑)

さぁ出発です!

お話を前半後半に分けて投稿する予定だったんですが、まとめきれずに急遽『前半』『中盤』『後半』に分けることにしました💦次回が『後半』です。これに懲りずお読みいただけると嬉しいです😊


最後までお読みいただきありがとうございます。

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