理念(考え方)はお飾りでなく、特効薬。チャンと選んで飲み続けましょう。
#コンヒラ #PRESIDENT #田中道昭 #ナデラCEO #マイクロソフト #GAFA #JAL #稲盛和夫
PRESIDENTに書かれていた田中道昭教授の記事からの学びシェア
7年前に就任したマイクロソフトのナデラCEOになってから大復活を遂げたマイクロソフトに関する記事です。
私なりの個人的解釈で以下は書いているので、その前提でご承知おきください。
事業転換を「PCからモバイル」「パッケージソフトからクラウド」のような事業変革に目が行きますが、田中教授はナデラ改革でポイントだったのは「考え方(文化)」を変えることだったと書いています。その「考え方」(文化)」を変えることで、初めて痛みを伴う事業改革ができたそうです。
具体的には停滞期のマイクロソフトは「自分たちは正しい、賢い、だから他者から学ぶ必要もない」という考えが定着していたため、部門間のコラボもコミュニケーションも停滞していたそうです。日常業務は極めて優秀に期日が守られ、ルール通り進み、会議もほぼ開催前に根回しもできていた優等生の集団の組織だったそうです。そのため余計に「変える必要はない。自分たちは正しい」という風土だったそうです。
ナデラCEOは「自分たちは正しい、賢い、だから他者から学ぶ必要もない」という考え方から、「すべてを成長という視点でとらえる」考え方へ変えたそうです。自分が正しいという考えは「自分の視点で、自己評価」ですが、成長の視点であれば「第三者の視点で、客観的評価」に切り替わります。
そのため「正しいか、ルール通りか」ではなく「成長に向けたアクションか」という視点に切り分かり、成長に向けた試行錯誤で起きる失敗は「OK」となり、成長に向けたアクションをせず、ただ同じルールの中で正しく正確に動く場合は「NG」という判断に切り替わったようです。
これを読んで思い出したのが稲盛和夫氏のJAL再生物語です。
稲盛氏はJALに乗り込んで、先ずやったのが「理念(考え方)」を変えること。そして「安全に正確に運ぶ視点」から、それは当然として更に「部門別採算で、採算を如何にあげるか、成長の視点」に変えたことでした。
ナデラCEOは、7年でマイクロソフトの考え方を一変させ結果を出し、稲盛和夫氏は、3年でJALの考え方を一変させ再上場という結果をだしました。物語みたいな話ですが、お二人とも同じ「考え方が大事」という同じことを言われていることに、感動しました。これが、よく言われる「経営理念」「クレド」と言われていることなんだと思います。だからこそ、理念(自社の考え方)を明確にしなさいと成功した社長は言われるのだと思います。
理念(考え方)はお飾りでなく、特効薬。チャンと選んで飲み続けましょう。byコンヒラsince1973
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