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お馬さん

初めて馬に乗せてもらいました。
馬に乗ったというよりも、馬が乗せてくれた、という感じです。

生まれて初めて、馬にまたがり、その背中に乗せてもらって、ずっしりとした、でも生身の肉体を感じました。そして、なんだかとても申し訳なくも思い、そしてありがたくも思いました。

その馬が何を感じたか知る由もありませんが、(何人かで行ったうちの)他の馬に比べると身震いや草を喰むなど動作が多く、何かしらのストレスは感じていたのだと思います。しつけられているとは言っても、他の動物を乗せるなんて、まぁ嫌でしょうねぇ。

小一時間、牧場のスタッフに馬を引いてもらいながら、広い敷地内を散策しました。私が手綱を捌くようなことはないので、自分の姿勢は保持しながら、ただ馬の背に揺られていました。心地良かったです。

大型動物だったから分かりやすかったのかもしれませんが、相手の肉厚な存在感を、小一時間ピタッとくっついて感じて、癒されたというか、もっと繋がれたら嬉しいなと思いました。

今回は人に連れていってもらいましたが、一人であってもまた行くつもりです。

奥さんに「生きているものは、生きているものに生かされる」と言われたことがあります。奥さんと一緒になって人相が変わって、ジローが来てまた人相が変わって。ジローには結構キツく当たったけど、それでもジローと理屈じゃないコミュニケーションをとってきたおかげで、少しは生き物に心が開いてきたみたいです。はやくジローに会いたい。奥さんにも会いたい。

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