ゴールドを長期投資
ゴールドは元々今のお金のような使われ方をしていました、現在の基軸通貨のドルも金本位制で金と交換できるものでした。 ですがドルはニクソンショックで金本位制が崩れ、ドル自体に価値がある不換紙幣になり、それに伴い中央銀行はボタンを押すだけで、お金を生み出すことができるようになってしまいました。 実際リーマンショックやコロナショックなどの不況時に、世界の中央銀行は金融政策、財政政策などでマネーサプライを膨張させていき(マネーサプライとは国内の通貨の合計のこと)これからも金融政策、財政政策などでマネーサプライが膨張していくことが予想されます、マネーサプライが膨張すると私たちが持っている通貨の価値は下がっていきます、通貨の価値が下がると相対的に通貨と密接な関係のゴールドの価値が上がるのです。
これはゴールドとアメリカの中央銀行のマネタリーベースの比率です(マネタリーベースとは中央銀行が世の中に直接的に供給するお金のこと間接的にマネーサプライをコントロールできる) 今は歴史的に見てゴールドはマネタリーベースに対して明らかに割安です、今の比率の大体の平均値の2に戻るだけでゴールドは4倍に上昇します。(これからマネーサプライがさらに膨張すればもっと上昇する)
ゴールドのチャートを月足で見てみるとまだゴールドは調整局面です、少し辛抱が必要かもしれません。
僕はゴールドとアメリカの中央銀行のマネタリーベースの比率は長期的に回復していき、これからも政府の金融政策、財政政策などでマネーサプライが膨張していくことを予想しているので、長期投資のポートフォリオの何割かをゴールドに投資しています。
日本人はゴールドに投資して欲しい
日本国政府は国家債務を返す当てもないまま、さらに国債を発行し続けています。確かにMMTは正しいと思う、だが歴史を見る限り何かの通過危機はいつか訪れると思います。いつ日本円の通過危機が訪れるかはわかりませんが、通過危機が訪れたときの保険としても長期的にゴールドは良い投資になるでしょう。
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