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いちゃりば兄弟(いちゃりばちょーでー)

 「いちゃりば兄弟」と書いて「いちゃりばちょーでー」と読むらしいです。

 5月23日、「経塚の妖怪」に会うために経塚公園を訪問した私の心を、撃ちぬいた言葉です(公園の入口にこの言葉の石碑がありました)。
ネットで拾った情報によると
「一度会えば、兄弟」という意味で、漢字では「行逢りば、兄弟」となるようです。
「袖すりあうも他生の縁」、「人類みな兄弟」という言葉にも似ていますが、「いちゃりばちょーでー」という音の響きが、何とも言えないくらい、胸に刺さりました。

 決して、固くも押しつけがましくもない、軽い調子でありながら、ストンと心に落ちるような印象です。この旅で、この言葉に出会うことができて良かったと思えました。

 今回の沖縄旅行では「金城哲夫資料館」を訪問し、金城哲夫さんの御実家である「松風宛」の料理を食するという目的がありました。

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【松花堂弁当】(細かい料理の説明は省略です)

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こちら、デザートになります。部屋は床の間付きでした。

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 そして、この食事以外の時間は、note街で交流している「水蝸牛さん」の著作を中心とする「聖地巡礼」と称して、フラフラと遊んでいたことになります。

 「金城哲夫さん」「水蝸牛さん」に通じるのは、平和への想いです。「駄文屋」ごときではありますが、
「作品で平和への想いを感じさせてくれた方々と同じ空気を感じたい」
という想いを抱いて沖縄を訪問いたしました。また「あーーのさん」など、note街の皆さまから感じる「自分や地域をよりよくしたい」という想いに共感を抱きながらの旅をしておりました。

 そんな沖縄旅の最終章、最後の最後に出会った言葉が
「いちゃりば兄弟」
 です。
 この言葉の意味を知った時に、あらためてnote街の方々を想いました。
 一度もお会いしたこともなく、いつ消えるかわからない、コメントだけの交流です。なので、兄弟という程の絆とは言えないとも思いますが、
「皆さんと交流できて、とても嬉しいです」
素直な想いが溢れてきました。心が洗われたような爽やかな気持ちになれました。

 さて、金城哲夫さんがプロデュースした「ウルトラマン」という番組の初期設定「ウルトラマンは光の国から来た光の巨人」が大好きです。
 宇宙人ではなく、光の国から来た光の巨人という初期設定です。怪獣を倒すだけではなく、怪獣を諭し、見守りながら人々を救う菩薩のようなイメージを重ねています。
 そして、その「光の国」には、沖縄・ニライカナイのイメージを重ねています(個人の感想です、エビデンスを有するものではありません)。

 福島太郎が生み出す作品は「小さな光でありたい」と考え続けています。大きなことはできませんが、小さな光を絶やすことなく灯し続けたいと願っています。そしてnote街があることで、皆さんと交流することで2年間、福島太郎で在り続けることができました。ありがとうございます。

 note街の皆さんとの交流が無ければ、福島太郎として活動を継続することはできませんでした。そして、note街での交流を踏まえ、光の国・沖縄を訪問することで「いちゃりば兄弟」という言葉に出会うことができました。
 この時、ある物語の一節を思い浮かべました。

光は人の想い、人の意志。
流れ、受け継がれ、紡がれて大きな光となる。

世界を流れて海に至り、天に昇りて、地に降り注ぐ。
世代を越え、時代を越えて輝く命となり、清らかな明るい未来へと進む。
正しく、直き誠の心へと人を導く。

 note街の交流を続けることで、皆さんとともに光を紡いでいきたいです。

 さて、勘の良い方はお気づきでしょう。この引用文の元ネタがこちら、「光流るる阿武隈川」です。#何を書いても最後は宣伝

 いつか、皆様に大きな光を届けることを目指して、福島太郎はnote街に在り続けます。引き続き仲良くしてくださるようお願いします。


 ※新作「会津ワイン黎明綺譚」の進捗について、今日あたり何かアクションがあるかと思ってましたが、何も動きがありませんでした。現状では旧作をお楽しみいただければ嬉しいです。


 



サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。