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【駄文】名刺代わり

 Kindle出版に係る、ごく当たり前の話なので、目新しい話題では無いのですが、Kindle出版は電子出版だけではなく、PDO(プリントオブデマンド)とう方法で、紙書籍を発行することもできます。
 実践した者としての、忘備録をあらためて記載しておきます。

 一般的にPDOの場合は、全てセルフで行うのは、ほぼ無理な話となりますので、事業者さんに発注することになります。ネットの広告を見た限りでは
1 初期費用が0円~5000円程度
2 2万円~3万円程度
が、相場観となるような印象です。どちらにしても、オプションなどで金額が変わりますが、1の場合は、1冊当たりの販売価格がより高くなるようです。私の場合は、2に該当する事業者さんに発注しています。

 短期における収益という面で見れば、PODは効果的ではないと思われます。費用は要する、販売価格は高くなる、1冊当たりのロイヤリティは低い、という三重苦を跳ね返すだけの販売数が見込める方には、何の問題も無いと思います。

 それでも、私がPDOを行う理由をいくつか羅列します。
1 名刺代わりになる
2 1とも繋がりますが、人に贈呈しやすい
3 電子書籍ではなく、紙書籍を必要とする方もいる
4 紙の本が手元にあると自分が嬉しい
5 サイン本が作れます(需要の有無は別です)

 福島太郎が誕生した大きな命題である
「自分は何ができるのか、何をしなければならないのか」
ということについて未だ格闘中です。これまで発刊した書籍が、その答えの一つであり、このnoteも答えの一つになりますが、
「まだだ、まだ終わらんよ」
という声が心にあります。この1年半のペースでの発刊は難しいと思いますが、これからもKindle出版+PODを続けていこうと考えています。
 そのことを夢想しますと、「公タマ伝」や「黎明奇譚」のような体験ベースではなく、「黒田製作所物語」そして「夢見る木幡山」(未刊)のように、他者に話の素材を求めることが多くなると思います。

 他者の理解を得るためには「自分がどのような作品を創れるのか」ということを、相手に示す必要がありますので、「自書を名刺代わりに渡す」ということが、一定の効果を果たすと考えています。
 noteや電子書籍の紹介よりも、紙書籍の方が相手の負担は少なく、効果は大きいのではないでしょうか。(こちらの費用負担は大きいです)

 実際の話として「黒田製作所物語」に係る取材の際には、参考として「恋する旅人」を持参しました。
 しかし、自分で言うのも何ですが、お堅い「企業物」を執筆するのに、「妄想恋愛小説」である「恋する旅人」を持参するというのも、なかなか悩ましいものでした。それでも取材をさせていただき、途中で経過を報告し、最終原稿の許諾もいただいて発刊に至ることができたことを、あらためて安堵しています。
 そういう意味では
「まだだ、まだ終わらんよ」
と考える要因の一つに、この企業を始め、リアルやnoteで交流していただいている皆さんに、感謝を込めて「福島太郎の成長した姿」をお見せしたいと考えているのかもしれません。

 これからも仲良くしてくださるようお願いします。秋の足音が近づいてきておりますが、これらの本を「読書の秋」にいかがでしょうか。

 なお、「公タマ伝第2集」だけがPODが無いのは、単純に「出版費用を捻出する余裕が無い」という理由です。


サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。