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冬アルバム

「冬アルバムというテーマで投稿するにあたり、
冬とは何か、時期的なものなのか心象的なものか。
同様に、アルバムとは何か、写真集なのか記録なのか、更に「冬アルバム」とした場合には、どのような存在なのかを考える必要があるのでは無いでしょうか」
教授の独り言のような問いかけに、ゼミ生たちは
(また始まった)
という気持ちをおくびにも出さないように気を引き締めた。が、ゼミ長が果敢に一言踏み出した。
「教授、学術的には仰るとおりだと思います。しかし、逆に本質からはズレているとも感じます。
 note街の本質は学術的な「正誤」ではなく、「自由」とか「楽しい」とか「自分の価値観」にあると考えています。
 なので、クリエイターの数だけ「冬アルバム」があるのが、本質では無いでしょうか」
 教授は厳しい表情で、問いただした。
「では、例えば、海辺にパラソルと水着姿でも、冬アルバムとして存在すると、ゼミ長は考えるのですね」
 ゼミ長は少し怯んだようにも見えたが、目を閉じて軽く右手で自分の胸を叩いてから瞼を開いた。
 他のゼミ生の間に緊張感が走る。
「もちろんです。冬でもファッション雑誌などは季節を先取りして、海辺で撮影することもあると考えます。また、南半球では、北半球と気候が逆転ですから、北半球の冬こそ、南半球では海辺を水着で過ごしています」
 ゼミ長の答えを聞きながら、教授は目を細めた。
「エクセレントです。素晴らしいです。これがテストなら、満点をつけさせていただきます。
 が、今回はテストではありませんので、ここからが本質です。皆さんが思う「冬アルバム」の画像を見せていただけますか。
 そのような画像が出せないようでは、
「人生を無駄にしている」
と評価したくなります。さぁ、皆さんが思う冬アルバムを表現してください」
 ゼミ生がゼミ長に批判の目を向けたが、同時に諦めの表情を浮かべ、皆がスマホを取り出した。

仙台 光のページェント 昼間


上野 東照宮


木幡山 隠津島神社


阿武隈川


仙台 光のページェント夜


東京スカイツリー


猫(ナッツ)


阿武隈川


福島逢瀬ワイナリー 敷地


ふくしま逢瀬ワイナリー 冬

 ということで、ここまでお読みいただきありがとうございます😊
 申し訳ありません、オチはないです。ただ、google photoさんが、古い写真からサムネ画像をピックアップしてきたので、ちょっと「冬アルバム」に乗りました。

 なお、サムネ画像は2012年12月に、新宿センタービルから撮影したものになります。
 当時は新宿で仕事がある時は、新宿センタービルでランチを摂ることが多くありました。

 ある日、女性とのディナーを約束して、
「夜景も素晴らしいだろう」
と店を予約しましたが、土砂降りで何も見えませんでした。
 2回目はなく、それっきりでした😂
#何を書いても最後は宣伝
 福島太郎の「冬の作品」と言えば

 2020年12月に「文章修行」として、ノープラン、ノープロットで書き始めました。
 書き恥めだったかもですが、お気に入りの作品です。

 
 



サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。