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【公タマ伝R】暖簾に腕押し糠に釘

 表題の諺は、比較的メジャーかと存じます。意味合いとしては
「手ごたえを感じられず、張り合いがないこと」
ぐらいでしょうか。どちらかと言えば、他者を非難するネガティブな言葉のように理解しています。
 しかしですねぇ。異なる解釈もできるのではないのでしょうかという稿になります。いつもどおりエビデンスのない、センスオブワンダーです。

 まず「糠に釘」ですが、糠床に「釘」を入れることで、漬物の色合いを良くするような使い方もあるようです。「糠に釘」が役立つこともあるということを御理解ください。
 次に「暖簾に腕押し」ですが、そもそも論として「暖簾はくぐるものです。腕で押すべき代物ではないのです」。ここ大事なので繰り返します
「暖簾はくぐるものです」
 そして、くぐり方にもマナーがあるようです。和文化アンバサダー協会のサイトから引用します。

『千客万来を願い、店内に向かって広がっていくように開くのが良いと言われています。退店する時は、両手で外から店内側に向かい、引き寄せるような形でくぐる』

 ということが正しいとすれば、少なくとも帰る際には「腕押し」することは、マナー違反ということになるようのです。

 このようなことを踏まえますと「暖簾に腕押し、糠に釘」という諺には、相手を非難したり、嘆いたりする前に、「自分のアプローチが正しいのかどうかを考えることの重要性」、また「相手を生かす方法について考えることも必要ではないか」、ということを問う意味があるのかもしれません。

 今回、唐突にこのようなことを綴りましたのは、昨日の「公タマ伝 発刊1周年 皆様へ花束を」からの続きという意味があります。
 この1年間、自分と同じ職場の若手公務員は言うまでもなく、note街で活動されている「公務員」を名乗る方々と切磋琢磨したく、様々なアプローチをしていますが、1年間の活動を通じてほとんどの場合

「暖簾に腕押し 糠に釘」状態です。

 しかし、それは相手が悪いのではなく、自分のアプローチの仕方が良くないのだろう。という気づきを得ましたので、改めて「公務員の皆様への御礼の稿」としたところです。
 公務員の皆様、良い気づきと学びをありがとうございます。

 全員とは申しませんが、スキをしても、コメントしても、フォローしても、何のリアクションも無い公務員の方の、何と多いことか。
 noteの楽しみ方は、人それぞれですから、交流するもしないも自由、価値観の多様性を大切と思いますので、そのような方々を非難するつもりはないです。
 ただ、アンターダレー・ウッセイヒトを標榜する身として、未だに修行が足りないことを実感する日々ということを、記録として残しておきます。それでもなお、申し上げましょう。

 これで、いいのだ!

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